ソフトを開発しようと思った動機、背景
いろいろなグラフを作成している中で、地域格差を取り上げた話題が多いことに気づきました。それをグラフ化するには、地図グラフが一番わかりやすく、直感的に理解しやすいと思いました。色を塗り分けるとき、全体の色の調和を考えながら、簡単に試せるようにしたかったので、画像ソフトに近いものではなく、数値データをもとに色分けができるよう、テキストファイルの編集でできるようにしたいと考えました。開発中に苦労した点
Flashで制作していますが、すべてActionScriptで構成しています。そのため、描かれている地図図形の座標データを作成するときに、どの程度まで省略が可能で、描画の速度を保ちながら、見た目をよくするかの選択に難しいものがありました。
ユーザにお勧めする使い方
プレゼンや営業報告など、定期的にデータが変わるようなときに、ちょっと数字を編集するだけで最新の状態にできるので、編集の手間や時間が少なくてすみます。PowerPointでプレゼンをするときに、マウスが指している場所がわからないとレーザポインタを使いますが、「ジョイグラフ」はマウスに反応するエフェクトがあるので、マウスポインタがある場所が見ている人たちにわかりやすいと思います。
また、最近は地理に弱い人が多く、だいたいの場所を知ってもらうという利用の仕方もできます。無料の地図サービスもありますが、地図が細かいです。細かい地図でなくてもいい場合に利用してもらいたいと思います。クリッカブルマップや、単純に印刷して白地図として使うのもよいかもしれません。
今後のバージョンアップ予定
機能としては、目印になるマーカー(ランドマーク)を追加したり、任意の場所にコメントを追加したりできるようにしてしていきます。また、地図に重ねて、棒グラフや円グラフを描画できる機能も追加する予定です。シリーズとしては、これまで都道府県単位で色塗り分けする日本地図版、市区町村単位の東京都版、神奈川県版をリリースしてきましたが、順次、すべての都道府県版をリリースする予定です。また、世界地図版、アメリカ州版などのリリースも予定しています。
【補足】利用時の設定ファイルの編集の手間を軽減するためのツールを公開しました(2007年9月12日(水))。
設定ファイル作成ツール:http://www.timeland.co.jp/help/joygraphmap/help/propertyedittool.html
((株)タイムランド)