Webブラウザでの閲覧で作成されるキャッシュファイルを、拡張子別に指定フォルダに一括保存できるソフト。「Getswf3」は、Ineternet Explorer(IE)などで表示されたことのあるFlash画像、ムービー、画像などのデータをユーザの指定したフォルダに保存し、あとから再生・閲覧できるようにするソフト。あらかじめ設定されたSWF/JPG/GIF/FLVなどの拡張子のファイルのほかに、ユーザが任意の拡張子を指定して、保存することも可能だ。
Webページ内で表示されるFlashファイルは通常、ブラウザから保存することはできない。「Getswf3」は、ブラウザのキャッシュに残ったデータを検索し、指定したフォルダにコピーすることで保存する。このため、一度でもブラウザで表示されたFlashファイルであれば、ファイル名やURLなどを気にすることなく、データとして保存できる。
対応するWebブラウザはIE。「Getswf3」が自動的にIEのキャッシュフォルダを取得するため、保存したいファイル形式と保存先のフォルダを指定するだけでよい。さらに、IE以外のブラウザを使用している場合でも、Operaのように1要素を1ファイルとして保存するブラウザであれば、キャッシュフォルダを指定することで、IEと同様に利用することができる(ただしFirefoxやNetscapeのように、独自のキャッシュ管理をしているブラウザには対応しない)。
Flashファイル(SWF)のほか、JPEG/GIF/PNGといった画像ファイル、MIDIファイル、拡張子のないファイルなどを保存することも可能。ユーザが任意の拡張子を指定して、特定形式のファイルを保存することもできる。
Flashファイルでは、Flashビデオ(FLV)にも対応する。特にFlashビデオの場合、拡張子がFLVになっていないもの(偽装FLV)でも、ファイルの内容を検査することで自動認識し、FLVとして保存できる。Windows Mediaファイルでは、Windows Mediaメタファイル(ASX)ファイルにも対応する。ASXファイル内にASF本体へのリンクがある場合でも自動的に解析し、ASFファイルも同時に保存できる(ASFファイルを保存するには「GetASFStream」のようなストリーミングDLソフトが必要)。
ファイルは指定保存フォルダ内の、拡張子別に作成されたフォルダに自動的に振り分け保存される。保存時のファイル名は、IEのキャッシュ内で保存されていたものがそのまま使われるが、ファイル名の重複がある場合などには上書きされないよう、自動的にファイル名を変更することもできる。