ホビーユースはもちろんビジネスでも威力を発揮する、高精度の英日・日英翻訳ソフト。基本辞書のほか、Webページの翻訳などに便利な59種類の「エンターテイメント辞書」を搭載する。「ATLAS 翻訳パーソナル2007」は、個人でも利用できる価格でありながら、高い翻訳精度を実現した英日・日英翻訳ソフト。翻訳機能の中核となる翻訳エンジンには、業務用の翻訳ソフト「ATLAS」と同じ翻訳エンジンが採用されている。辞書は、基本のものだけでも266万語と、収録単語数は豊富。さらに、パーソナル向けを念頭に置いた「エンターテイメント辞書」もあわせて搭載している。旅行、スポーツ、芸術、映画などの合計59種類にわたるジャンル特化型の専門用語辞書により、独特な単語を含む文章であっても適切な翻訳結果が得られる。
翻訳機能のバリエーションは多い。「ATLAS 翻訳パーソナル2007」のメイン画面には、
- 対訳ビューア
- クリップボード翻訳
- メール翻訳
- クイックATLAS
といったボタンが並ぶ。「対訳ビューア」は、原文と訳文を1文ずつ並べて左右に表示する、翻訳ソフトで基本といえる機能。複数の原文をペーストすると、自動的に文章単位で分割して一文ずつ対応関係が示されるため、翻訳結果が非常に見やすい。原文・訳文上で単語を選択すると、それぞれどの部分に対応するかが表示され、どの単語がどう訳されているかが簡単に確認できる。「クリップボード翻訳」は、クリップボードにある文字列を翻訳するもの。自動で「ATLAS」のウィンドウ上に翻訳結果を表示する。日→英/英→日の判断は自動的に行われる。複数の文がクリップボードに含まれている場合でも、自動的に文章単位で分割してくれる。
「メール翻訳」は、メールソフトにツールバーとして組み込まれるもので、表示中の送信メールや受信メールをすばやく翻訳できる。対応するメールソフトは「Outlook」「Outlook Express」「Windows Mail」「Lotus Notesメール」「Eudora」「Becky!」の6種類。
「クイックATLAS」は、タスクトレイに常駐して「ATLAS」の翻訳機能をすばやく使えるようにするもの。利用できる機能は「キータイプ翻訳」「マウス翻訳」「マウス辞書」など。「キータイプ翻訳」は、キーボードから入力した文章をダイレクトに翻訳して、そのまま現在入力中のテキストエリアに挿入するもの。文章を入力したあとでいちいち保存する手間がなく、あたかも翻訳先言語で直接入力するかのように文章を入力できる。
「マウス翻訳」は、テキストエディタやブラウザ上などで、マウスでクリックした部分を即座に翻訳する機能。「マウス辞書」は、クリックした単語の意味を表示する。「マウス翻訳」と「マウス辞書」の切り替えは、タスクトレイアイコンのコンテキスト(右クリック)メニューで行える。
他のアプリケーションと連携して翻訳する機能もある。Internet Explorerのツールバーやコンテキストメニューとして機能する「ホームページ翻訳」、指定したテキストファイルを自動翻訳する「クイックファイル翻訳」などを備えている。さらに「アプリケーション連携翻訳」では、Word/Excel/PowerPoint/Acrobatのツールバーに「ATLAS 翻訳パーソナル2007」の翻訳ボタンが追加され、ボタンのクリックにより、元文書のレイアウトそのままに翻訳することが可能だ。
翻訳に役立つ補助機能も搭載する。
- バイリンガル検索
- 文章作成に便利な「おまかせ記文」
- 単語の意味を表示する「電子辞書」
- 通貨や長さなどの単位を変換する「単位換算」
- Microsoft Agentによる「テキストの読み上げ」
このうち「バイリンガル検索」では、日本語で入力したキーワードを英語に翻訳した上で検索を行い、結果を表示する。「おまかせ記文」では、文例タイトルを選び、質問に答えて必要事項を入力するだけで、英語・日本語の例文が自動作成される。