Webサイトの認証用ID/パスワードやユーザプロフィールなどの個人情報を一括管理できるソフト。登録した情報は、サイトの認証ページなどに簡単に貼り付けられる。「プライベート・インフォキーパー2」は、パソコンにさまざまな個人情報を登録しておき、便利かつ安全に利用できるようにするソフト。Internet Explorerと連携して、登録されたID/パスワードをWebブラウザに自動的に貼りつけることができる。登録情報はマスターパスワードによって保護される上、スパイウェア対策も施されており、情報の流出を防いでくれる。
個人情報は、「ストレージ」の中に「カード」として保管される。カードとして用意されているものは、
- 一般的なパスワード
- コンタクト(住所・氏名などを扱う)
- 銀行口座
- E-Mailアカウント
- ソフトウェア・シリアルナンバー
など。カードの種類によって定義されている項目が異なり、例えば「銀行口座」では、銀行名や口座番号などを登録できる。カードはフォルダによる階層管理が可能。カードの種類によって表示されるアイコンが変化する。セキュリティ対策には十分な配慮がなされている。ストレージはマスターパスワードによって保護される上、さらにマスターパスワードがソフト内部で5,000倍の長さで扱われるため、パスワード解析は事実上不可能。クリップボードの安全性を強化したり、キーストロークの収集やパスワードの復元を阻止したりするスパイウェア対策機能も備えている。
登録されたID/パスワードの再利用(アプリケーションへの貼り付け)も容易だ。特にIEやFirefoxとは高い親和性を持ち、開いているWebページに入力フィールドがあることを検知すると、該当するデータを自動で入力してくれる。自動入力が終わったあと、ユーザが「ログイン」ボタンを押したり、【Enter】キーを押したりするだけでログインが完了する。
自動入力以外のデータ入力機能も充実している。カードの中から必要な項目だけをクリップボードに送ることも可能(手動でデータを入力したい場合に役立つ)。「クイックパスワード」機能もあり、データをクイックパスワードに登録しておくと、ホットキーで呼び出してすばやくアプリケーションに貼り付けられる。
そのほかにも、一定時間操作がない場合にストレージをロックする機能や、ストレージのバックアップ/リストア機能、パスワード生成機能などを備えている。