斜めに傾いたボード上に配置されたブロックを移動させて目的の形を作る、ユニークなパズルゲーム。「ナナメ落ちゲー」は、純粋思考型のパズルゲーム。正方形のボード上でブロックをスライドさせて指定された形を作る。ルールが非常に簡単で、短時間でプレイできる。
最大の特徴は、正方形のボードが斜め45度に傾いて設置されていること。ブロックは下方向に重力がかかっているような動きをするため、隙間が空くと斜めにスライドする。ボードのサイズは5×5、6×6、8×8の3種類で、ステージが進むに連れて段階的に大きくなってゆく。
ボード上に配置されるブロックは、正方形、L字型、コの字型など、サイズも形状もさまざま。各ブロックをルールに従って斜めにスライドさせ、画面右側に表示されているシルエット通りの形状を完成させることができればステージクリアとなる。制限時間はなく、クリアするまでの手順やステップ数も関係ない。最終的にボード上に残ったブロックのシルエットが合っていればよい。
手順を間違えて完成不可能になった場合は戻すこともできず、完成不可能であることのチェックもされない。完成できないと気づいたら自己判断でギブアップし、やり直す必要がある。
ブロックの移動は「ひっぱりカーソル」で行う。「ひっぱりカーソル」は、ボードの下側にあたる二辺上のみ移動できる。【←】/【→】キーで辺の上を移動して、決定ボタン(【Enter】/【C】)を押すことで、カーソルのある場所に接しているブロック1個を引き抜くことができる。
ブロックが抜けた場所には、自動的にそのブロックの上に乗っていたブロックが滑り落ちてくる。ボードが斜めに設置されているため、時には抜けたブロックによって支えられていたブロックが左右両サイドに存在することもある。その場合は、画面上部に「落下方向選択」を指示する矢印が表示され、先に落としたい方向をプレイヤーが指定できる。
一方向へのブロックの落下がすべて終了したあとには、もう一方の方向へのブロックの落下が自動的にはじまる。すべてのブロックがそれ以上滑り落ちることができなくなった時点で、再び操作できるようになる。
ひっぱりカーソルで引き抜くことのできるブロックは1個だけ。折れ曲がったブロックの一端が別のブロックに引っかかっていたりすると、そのブロックは動かすことができない。この点が「ナナメ落ちゲー」の重要なポイントとなる。「必要のないブロックを別のブロックに引っかけることなく抜き取ることができるかどうか」が勝負というわけだ。
問題数は、全部で19問+α。クリアしたところまでの進行情報をメニュー画面でセーブすることもでき、あとから続きをやることもできる。クリアした問題番号+1までの問題を自由に選んで再度チャレンジすることも可能だ。
ただし、最初から数えて10問までと、それ以降の問題では表示が分かれている。このため、いったん後半の問題に突入してしまうと前半の問題をセレクトできなくなってしまう。これで困ることはないだろうが、前半の問題に再チャレンジしたい場合は、9問目を解いた時点で一度セーブしておいた方がよいだろう。