フォントの書体を、エクスプローラの縮小版表示で閲覧できるようにするソフト。TrueType、OpenTypeだけでなく、TrueTypeCollection形式にも対応する。「Font-On-Explorer(フォント・オン・エクスプローラ)」は、複数のフォントの書体(表示・印刷イメージ)を、エクスプローラ上で一覧表示するフォントビューア。エクスプローラの表示スタイルを「縮小版」に設定することで、サンプルデザインをひと目で確認できるようになる。
一覧表示で利用されるサンプルテキストや背景色、文字色は、ユーザが細かく指定することが可能。フォントファイルの拡張子やファイル名ごとに、サムネイルイメージをグループ化して管理できる。サンプルテキストを編集すれば、例えば五十音配列ではない8ビットカナ文字を「あいうえお順」に表示させることも可能だ。「ファイル名の指定」などの条件の記述には正規表現も利用できる。
フォント形式はTrueType、OpenTypeに対応。さらに、複数のフォントタイプが含まれるTrueTypeCollectionファイルのプレビューも行える。「市販のフォントソフトに含まれる多様なファイルを、インストール前にまとめてプレビューする」といった使い方ができる。
インストールすると、フォントファイルを右クリックしたときのコンテキストメニューが拡張される。「未導入フォントのインストール」「セットアップ済みフォントのアンインストール」「選択しているフォントをPNG画像として保存」などの拡張コマンドが利用できるようになる。
付属機能として「簡易画像生成ユーティリティ」が同梱される(使用にはユーザ登録が必要)。フォントファイルに組み込まれているデータを利用し、任意の文字列を画像として保存することが可能で、ロゴイメージの作成などに役立つ。
Windows標準のフォント保存用フォルダ(Fontsフォルダ)内のフォントをプレビュー表示させることはできないが、そのためにインストール済みの全フォントを仮想フォントに出力することでプレビュー表示可能にする「仮想フォントファイル更新ユーティリティ」も付属する。