アプリケーションの印刷機能を使って、簡単にPDFを作成できるソフト。「pdfFactory3」は、プリンタドライバとして動作するPDF作成ソフト。WordやExcelなど、アプリケーションやファイルの形式を問わず、さまざまな文書をPDF化できる。新バージョン「3」では、圧縮率や変換処理速度が向上。暗号化やパスワード設定などのセキュリティ対策機能を標準搭載する。
PDF化は、用紙に印刷するのとほぼ同じ感覚で行える。手順は、
- アプリケーションの印刷機能を呼び出し、
- 使用するプリンタを「pdfFactory」に設定して、
- PDF化を実行
するだけでよい。アプリケーションから印刷を実行してもすぐにPDFは出力されず、いったん「pdfFactory3」にプールされる。データが渡されると「pdfFactory3」のメイン画面が表示される仕組み。メイン画面で「保存」ボタンを押すことで、PDF化が行われる。メイン画面では、作成するPDFをプレビューできるほか、フォントの埋め込みやタイトル・作成者などの文書情報、URL文字列のリンク化といった設定を行える。PDF化を行う前に「Adobe Reader」で表示させたり、PDFをメールの添付ファイルとして送信したりといったことも可能だ。
複数文書をまとめて、ひとつのPDFにすることも可能。ある文書を「pdfFactory3」に送ったあと、さらに別の文書を送ることで、最初の文書に続けてPDFにページを追加する。ページを削除したり、ページ間に白紙を挿入したりすることも可能だ。
そのほか、出力結果をプリンタでの印刷に近づける「プリンタエミュレート」、印刷履歴として過去のPDFを自動保存する「ヒストリー」、PDFにパスワードなどを付加する「セキュリティ設定」などの機能も備えている。