正規表現を使ったパターンマッチングなどで、迷惑メールを効率的に削除できるソフト。「郵便ガード」は、受信サーバを定期的にチェックして、サーバ上で迷惑メールを削除してくれるソフト。簡単な設定で、海外発や差出人が空白などの不審なメールを自動削除できるほか、ユーザが任意で削除することも可能。メールソフト上で振り分けを行う手間が省け、効率的に不要なメールを削除できる。メール着信機能も備える。マルチアカウントに対応する。
起動後はタスクトレイに常駐。基本設定にしたがって定期的にメールサーバをチェックし、新着メールがあればウィンドウを開いてリスト表示する。リストでは、差出人や件名、相手のメールアカウントなどが表示されるほか、メール本文をポップアップウィンドウで確認したり、前回削除したメールをログで確認したりできる。
迷惑メールを削除する方法は、大きく三つに分けられる。
「任意指定」は、新着メールリストで指定されたメールを次回のサーバチェック時に削除するもの。「ブラックオプション」では、「送信サーバが国外」「時刻設定が海外(JSTが+0900でない)」「差出人や件名が空白」などのメールを自動削除するかどうかを指定できる。国外サーバの指定はトップドメイン名(.usなど)で行う。国別のIPアドレス定義ファイルを編集することもできる。「ブラックメール」は、メールのヘッダや本文に含まれる文字列をチェックし、特定のパターンにマッチするものを自動で削除するもの。部分一致/完全一致を指定できるほか、正規表現を使うことも可能。さまざまなタイプの迷惑メールに対応できる。
ブラックメールとは逆に、絶対に削除してはならないメールのパターンを登録する「ホワイトメール」も利用できる。部分一致/完全一致の指定や正規表現を用いたフィルタリングも行える。
オプションとして、メールチェックの間隔、本文を読み込む行数、ログの保存期間、新着メール到着時のアラーム音などを指定できる。マルチアカウントに対応し、アカウントごとに自動削除を行うかどうかを指定することも可能だ。