一般的な「ツーバイ(2×)材」を使った日曜大工を支援する設計ソフト。3Dの画面にツーバイ材を立体的に配置してゆくだけで、設計図を簡単に作成できる。「2xBuilder」は、マウスのみの簡単操作で日曜大工作品の立体的な設計図を作れるソフト。使用する材料は長方形の木材(主にツーバイ材)で、3D画面内で木材を組み合わせることで設計図を作成する。「設計図通りに作るためには、どの部材をどれだけ購入すればよいか」を簡単に調べられる。
メイン画面は、「設計図」「木取り図」の2枚のタブからなる構成。「設計図」画面の中央には3D空間が用意され、ユーザは材料を空間内に配置してゆく。実際に設計するにはまず、配置する材料を選択する。長方形の木材は種類が豊富に揃う。「1×1材(19×19mm)」から「4×4材(89×89mm)」までの断面規格(全10種類)と、3〜12フィートの長さ(全5種類)を指定できる。断面や長さに任意の値を指定した木材を選択することも可能。そのほか「合板」「レンガ」といった材料も用意されている。
材料を選んだら、3D画面に配置してゆく。3D画面内では、移動や回転、サイズ変更(長さの変更)などが可能。移動量と回転量は、マウス操作1回で量を設定できる。内蔵電卓を使って、計算結果を「移動量」「回転量」にそのまま入力することも可能。「木口加工」により、材料の木口を斜めにすることもできる。任意の場所に寸法線を書き入れることも可能だ。
視点を移動させることも可能。ボタンひとつで「上から」「前から」「横から」を指定できるほか、マウスの右ドラッグで自由に回転させることもできる。
使われている部材は、「設計図」画面の右側に一覧表示される。部材は自由にグループ化することが可能で、例えば椅子では、「脚と肘掛け」「座面」「背もたれ」のように分類管理できる。
「木取り図」の画面では、材料の種類と長さ、そしてその材料からどれだけの長さを取ればよいのかが一覧表示される。あわせて、「どの種類・長さの材料を」「何本(枚)」用意すればいいのかを示す「調達リスト」も閲覧できる。