独自開発の判定エンジンで、迷惑メールを判定・削除できるスパム対策ソフト。インストールするだけで迷惑メールを判定してくれる。「スパムポケット2」は、迷惑メールを受信サーバ上で削除してくれるソフト。迷惑メールの度合いをスパム指数という数値で評価し、どのレベルで削除するかをユーザが選択することが可能。判定の結果、スパム指数の基準に達したものは自動的に選択状態になり、「削除」を実行するだけでサーバからメールを削除できる。
メールの判定は独自の判定エンジンで行われる。ユーザが特に条件を指定しなくても、迷惑メールを判定してくれる。判定を行うスパムフィルタでは三つのプロファイルを設定することができ、適用するプロファイルをメールアカウントごとに設定することが可能。アカウントに応じて異なる判定基準を使い分けることができる。
プロファイルで指定できる項目は「スパムポイント」「添付ファイル」「言語」の三つ。「スパムポイント」では、削除対象となるスパム指数を指定する。セーフリスト(ホワイトリスト)に登録されたもの以外すべて削除する「最高」レベルから、スパムポイントフィルタを使用しない「なし」レベルまで7段階がある。
「添付ファイル」では、添付ファイルの状況でスパム判定を行う。
- なし
- ウイルス付きの可能性が高いメールは削除
- 添付ファイル付きメールはすべて削除
から選択・設定できる。「言語」では、特定の言語が使われているメールを削除できる。Unicodeのほか、西ヨーロッパ言語、キリル語などの13の言語と「不明な言語」を指定することができる。
「スパムポケット2」がメールサーバに接続すると、アカウントごとに設定されたプロファイルにもとづいて迷惑メールの判定を行い、すべてのメールの一覧をメイン画面に表示する。リストには、メールの件名、送信者名、送信日時などのほかにスパム指数のポイント、使用言語、送信サーバーなども表示される。
独自エンジンによる判定のほかに、ユーザが任意で判定基準を設定したい場合は、ブラックリストとセーフリストを利用できる。ブラックリストには件名、送信者名、メールヘッダ、メール本文、送信サーバの5項目を登録すること可能。マッチしたメールはスパム指数にかかわらず削除の対象となる。逆に、重要なメールがスパムと判定されないようにするにはセーフリストに登録する。セーフリストに登録できるのは件名、送信者名、メール本文、宛先の4項目。
メイン画面ではそのほかに、メールヘッダや本文のプレビュー表示、返信メールの作成、メールの保存、ログの表示なども行える。操作はツールバーのボタンやコンテキスト(右クリック)メニューのほかに、キーボードショートカットでも行える。
メールの定期チェックやただちに削除を実行するための条件の設定、着信通知の指定などの設定を行うこともできる。