あらかじめ登録しておいた文字列を、ダブルクリックですばやく貼り付けられるクリップボード拡張ソフト。「ClipCopyPro」は、直前までアクティブだったアプリケーションにテキストを貼り付けられるソフト。あらかじめ登録したテキストをリストから選び、ダブルクリックするだけで手軽に貼り付けられる。「ClipCopy」の姉妹版にあたり、基本機能は共通だが、手紙用の言葉や挨拶文用の定型文が増えている。選択したURL/メールアドレスをWebブラウザ/メールソフト(メール作成画面)で開くことも可能。
コンパクトなメイン画面には、「定型文1」「定型文2」「定型文3」「アドレス」「CB履歴」の各タブ(ページ)が並ぶ。いずれのページでも、ユーザが任意のテキストを登録・削除したり、並べ替えたりできる。
「定型文1」「定型文2」は、見出し検索機能付きのページ。多数の文字列が登録されていても、見出しによって区切ることで、目的の文字列をすばやく見つけ出せる。初期状態で、「定型文1」には「笑顔」「驚く」など16種類の見出しと340あまりの顔文字が、また「定型文2」には起語や結語など手紙定型文の見出しが16種類と、よく使われる挨拶言葉50種類が収録されている。見出しをユーザが追加・編集することも、もちろん可能だ。
「定型文3」は、フリーフォーマットでテキストを登録できるサブ扱いのページ(4ページ)と、現在日時の西暦/和暦/曜日/時刻をダブルクリックで入力できる「日付」ページで構成されている(サブページでは見出しを利用できない)。
「アドレス」は、プログラムの起動にも利用できるページ。「リンク」ボタンが用意され、アプリケーション名やファイル名を選択した状態で「リンク」ボタンを押すと、該当したアプリケーションが起動する(ファイル名では、該当ファイルを関連付けたアプリケーションで起動する)。URLの場合は、Webブラウザが起動してページが表示される。
「CB履歴」は、クリップボードにコピーされたテキストが順次記録されるクリップボード拡張機能のページ。記録できる項目数は最大5,000。記録は、ツールバーから「CB履歴を記録する」をONにしているときのみ行われる。記録された文字列は、ほかのタブと同様にダブルクリックで貼り付けられる。
設定により、「定型文」のタブ名やサブ扱いのページ名を変更することも可能。「見出し登録」「見出し削除」「選択削除」ボタンの表示/非表示も切り替えられる。文字の表示サイズを大きくする「文字拡大表示」機能もある。