多彩な機能が搭載されたタブ切り替え型のテキストエディタ。タブウィンドウを複数開いて編集することもできる。「Apsaly テキストエディタ」は、高機能かつ軽快な動作が特徴のテキストエディタ。ウィンドウはタブ切り替え方式をベースに、(タブを切り離して)ウィンドウを独立させたり、複数の編集ウィンドウ間でタブを移動したりすることもできる。すべての編集ウィンドウの内容をまとめて保存したり、現在編集中のファイルに世代番号を付けてバックアップしたりなど、複数のファイルを扱うのに便利な機能を備えている。1ファイルあたり最大128MB(文字コードがShift JISの場合)のファイルを編集できる。
テキストの選択では、文字列単位はもちろん、行範囲や矩形範囲も指定できる。選択範囲に対して、英大文字⇔英小文字、全角⇔半角、半角スペース⇔タブなどを相互変換したり、改行やHTMLタグを除去したりといった編集を行うことも可能。クリップボードへの追加コピーや行単位での複製など、特殊な編集機能も充実している。
エディタ部は、文字/背景の色、1行あたりの文字数、タブの桁数、行間隔/文字間隔などを好みに応じて指定できる。C++、Java、HTMLなどの構文に応じて色分け表示を行う機能もある。入力位置を示すカーソルの色を、日本語入力のON/OFFに応じて変えることも可能。キーリピートやスクロールなどの設定も変更できる。
検索やタグジャンプなどの機能も充実している。一般的な文字列検索に加えて、複数ファイルを対象に一括検索できるGrep、行マークを利用したタグジャンプ、対応する括弧やHTMLタグへのジャンプ、テキスト内の行頭の文字やHTMLタグをもとに“見出し”を判断する「見出し一覧」など、大量の検索や長文の編集に便利な機能が揃う。
外部コマンドを実行することも可能。初期状態で「エクスプローラの起動」「Googleでの検索」「Yahoo!での辞書検索」「選択範囲の並べ替え(行の入れ替え)」「選択範囲の先頭や末尾に連番を追加」などのコマンドが登録されている。外部プログラムの実行では、入力するテキストの範囲や出力位置、文字コードや改行コードなどの指定が可能だ。
「慣用語句入力」機能も備えている。挨拶文のようないわゆる「慣用句」のほか、日付/日時、C言語の「if」「while」ブロック、HTMLタグ、顔文字、記号、文字罫線などを挿入できる。選択範囲の文字列を括弧でくくることも可能だ。
対応する文字コードはShift JIS、JIS、EUC、UTF-7/8/16(BOM可)。改行コードはCR+LF、CR、LFに対応する。