DVカメラでのビデオ撮影日時のオートインポート機能を搭載したDVDオーサリングソフト。AVCHDカメラにも対応する。「DVD MovieWriter 6 SD Edition」は、ウィザード方式のユーザインタフェースが採用された、初心者でも使いやすいDVDオーサリングソフトの新バージョン。従来バージョンから強力だったDVDメニューの作成機能をはじめ、随所で機能の追加・強化が図られた。Windows Vistaにも対応する。
「Ver.6 SD Edition」で追加・強化された機能は、
- 撮影日&字幕オートインポート
- AVCHDカメラへの対応
- タイムライン編集機能
など。「撮影日&字幕インポート」機能は、撮影された日付、時刻、撮影情報などを自動的に読み込みんで字幕化するもの。DVカメラの場合は、記録された日付/時刻コードを読み取って字幕化し、自動で動画に重ねてくれる。静止画の場合はExifデータを読み取って、日付/時刻のほか、撮影情報などを字幕化する。いずれの場合も文字の表示位置、フォント、サイズをカスタマイズできる。さらに、DVDオーサリングソフトなどでよく使われる字幕形式ファイル(.SRT)のインポート機能も新たに加わった。ハイビジョンカメラからのデータ入力では、従来から対応するHDVカメラに加え、新たにAVCHD形式にも対応した(ただし「SD Edition」というソフト名からもわかるように、最終的にオーサリングされる結果はSD解像度に変換される)。
動画編集機能は大幅に強化された。上級者向け動画編集ソフトで使われる「タイムライン編集」方式に対応。ビデオトラックのほか、オーバーレイ、タイトル、サウンドなどのトラックをタイムラインで使えるようになり、従来は別画面で行う必要のあった設定を単一画面内で行えるようになった。チャプターポイントの設定もタイムライン上でダイレクトに指定でき、作業効率は大幅に向上している。ひとつのビデオクリップに対し、1フレーム単位で複数のトリミングを同時に行える「ワンフレームマルチトリム」機能も従来通り利用できる。
DVDメニュー作成機能も充実している。新機能の「ボタンムービングパス」により、メニュー画面内のナビゲーションボタンに動きを指定できるようになった。例えばメニューが表示された際、ボタンが浮かび上がるように現れる効果などを設定できる。そのほか、「オブジェクトの自由変形」機能で、メニュー内に表示されるオブジェクトに対して任意の形状変化を加えることもできる。「もともと長方形だった画面に3D風の効果を与える」といったことも可能だ。
入出力フォーマットでは、新たにDivX形式ファイルのインポートに対応した。もちろん従来と同様、AVI/MPEG/QuickTime形式ファイルのインポートも可能だ。DVD±VRフォーマットのDVDからのインポートにも対応する。