アーカイブファイル内の画像表示や見開き表示なども可能な画像ビューア。画像の簡易編集機能もある。「ぐらびゅ」は、シンプルなインタフェースに多彩な機能が盛り込まれた、軽快な画像ビューア。(サブフォルダを含む)同一フォルダ内の画像を【←】/【→】キーで次々に閲覧できる。対応する画像形式はJPEG/PNG/BMP/ARGB。Susie Plug-inに対応し、プラグインを導入することで、読み込める形式を増やせる。アーカイブ内の画像を表示することも可能で、ZIP形式に標準対応する。対応DLLを導入すれば、LZH/RAR/7zなどのファイルも閲覧できる。
画像ファイルは、ウィンドウへのドラッグ&ドロップなどで開ける。1ファイルまたはフォルダをドロップした場合は、サブフォルダを含むカレントフォルダ以下の画像が表示対象。複数ファイルをドロップした場合は、ドロップされたファイルのみが表示対象となる。
表示は、等倍表示のほか、ウィンドウサイズに合わせて倍率を自動調整する自動拡大・縮小、フルスクリーン表示などが可能。自動拡大・縮小は個別に設定でき、「自動縮小はするが、自動拡大はしない」といったこともできる。画像の拡大・縮小処理方法は、画質や速度、メモリ消費量の異なる6種類から選択できるようになっている。さらに、ClearTypeで使われているものと同じサブピクセルレンダリング処理も選択することが可能だ。2ファイルが左右に並ぶ「見開き表示」にも対応する。右とじ/左とじ双方を選択できる。さらに、【←】/【→】キーによるページ移動や5ページ/50ページ単位のジャンプ、マーク(しおり)が設定された特定画像へのマークジャンプなどの機能も用意されている。
フィルタ機能もある。上下左右の反転やガンマ補正、色補正・反転、グレースケール化、ぼかし、シャープなど、写真画像の閲覧に便利な機能が揃う。必要に応じて、現在閲覧中の画像を他のビューアで見ることも可能だ。外部ビューアは3種類まで登録でき、どのビューアで閲覧するかを選択できる。さらに、トリミング、塗りつぶし、ガンマ補正、レベル補正、ぼかし/シャープ、グレースケール化などを利用して、簡易的な画像編集も行える。
バグ修正や機能追加などが行われた場合、自動的に作者のホームページから更新モジュールをダウンロードしてくるネットワーク更新機能も搭載する。