特定のマスを確保することでエレメンタルの属性を入手したり、必殺技を発動したりできるリバーシ風テーブルゲーム。「バトロ」は、独特のルールによって展開する一人用のリバーシ風テーブルゲーム。ただ単にコマを獲得するだけでなく、コマの配置や裏返し方によって相手にダメージを与えてゆく必要がある。
ゲームの勝利条件は、先に相手のHPを0にすること。相手のHPを0にしてしまえば、たとえその時点で持ちゴマの数が相手より少なくても勝者となる。ただし、ゲーム開始時点でのプレイヤーのHPは8,000、CPU側は10,000と、CPU側の方が若干有利に条件設定されている。
ゲームはストーリー仕立てで進む。舞台は「バトロ」と呼ばれる王立ハンターズギルド入隊試験。プレイヤーは受験生の「コジュン」として、ギルド最年少試験官「キッド」と戦うことになる。3回戦のうち先に2勝して、入隊試験に合格することが目的だ。
勝利すると結果が自動保存され、さらにハイスコアがオンラインランキングに自動的に反映される。繰り返しゲームに勝利すると、ポイントが累計されて「ハンターランク」が与えられる。スコアと同様に、ハンターランクもランキングページに反映される。
基本部分のルールはリバーシと同様。8×8のマス目を使い、中央の4マスには白と黒のコマが二つずつ互い違いに置かれた状態から開始する。プレイヤーは先攻(黒)固定。持ち時間は1手につき30秒だ。時間内にコマを置かないと、そのステージは自動的に負けとなる。
自分のコマで相手のコマを挟むとひっくり返せるのはリバーシと同じ。ただし「バトロ」では、置いたコマの“位置”が通常のリバーシよりも大きな意味を持つ。相手のコマをひっくり返した際に、置いたコマから縦/横/斜めのいずれかで三つ以上一直線に並んだコマがあれば、相手のHPを「コマ数×10ポイント」減らすことができる。
「コマ数」には、ひっくり返したコマだけではなく、元からあったプレイヤーのコマも含まれる。さらに、置いたコマは列数分が繰り返しカウントされるのがポイントだ。例えば、置いたコマを中心に自分のコマが縦/横/斜めに各三つずつ並んでいるとすると、ダメージ量は(3+2+2)×10ではなく、置いたコマが重複して計算されるため(3+3+3)×10の90ポイントとなる。
ダメージ量の計算では「属性」も重要な要素となる。盤面の四隅からひとつ内側のマスに、それぞれ属性の異なるエレメンタル4種(火/水/土/風)が配置されている。このマスに自分のコマを置くと、対応する属性を入手できる。互いがどの属性を持っているかで、ダメージ量が何倍にも変わってくる。
例えば、プレイヤーが属性をひとつ持っていて、CPUがひとつも持っていない場合、与えるダメージは2倍、受けるダメージは1/2(半分)になる。相手が属性を持っていなければ、属性所持数が二つで4倍、三つで8倍、四つで16倍となり、大ダメージを与えられる。
各属性には相性がある。相手が持っている属性との組み合わせによって、「ダメージ2倍」「ダメージ半減」「ダメージ相殺」などの効果が生まれることもある。ゲームの後半では、いかに相手に対して有利な属性(と属性の組み合わせ)を入手するかが重要となる。
属性を持っている状態で多くのコマを一直線に繋げると「必殺技」が発動する。必殺技発動時には、アニメーションのカットインが挿入される。必殺技は属性やコマ数によってさまざまな種類があるので、すべての必殺技を探してみるのもよいだろう。