直感的に操作できる、わかりやすいインタフェースのFTPクライアントソフト。「MiconoFTP」は、はじめてでも簡単に扱えるFTPクライアントソフト。MacからFTPサーバへのファイルアップロード、FTPサーバからのダウンロードが行える。ネットワークを経由して、複数のMac間で高速なデータ転送を行うことも可能。
FTPサーバにアクセスするためには、アクセス先サーバ名やユーザ名、パスワード、初期パスなどを登録する必要がある。公開しているサーバ向けに、サイトのURLとページパスを登録しておくことも可能。登録しておけば、「MiconoFTP」上で選択したファイル/フォルダをWebブラウザからすばやく確認することが可能。また、よく利用する登録(セッション)情報を「ブックマーク」に保存すれば、プルダウンメニューから選択できるようになる。
サーバに接続すると、メイン画面に接続先のファイル/フォルダが一覧表示される。リストから、ファイル/フォルダの情報(サイズ/更新日時/アクセス権限など)を確認できる。
大きな特徴が、わかりやすいインタフェース。頻繁に利用する機能はツールバーのボタンアイコンに集約され、ボタンクリックだけで、
- ファイル(フォルダ)のアップロード/ダウンロード
- サーバ上にあるファイル(フォルダ)の名称変更
- 新規フォルダの作成
などを呼び出せる。ファイル(フォルダ)の削除やアクセス権限の変更といった操作はメニューから行える。Mac OS X標準機能の「FTPサービス」「パーソナルWeb共有」を有効にすると、自身のMacをFTPサーバに見立てて共有ファイルをインターネット上に公開できる。さらに、「MiconoFTP」から自身のMacにアクセスすることも可能で、LANやインターネットを介して複数のMac間で高速なデータ転送を行うことができる。
ユニークな機能として、FTPサーバにアップロードしたJPEGファイルから不要情報を削除する「ダイエット」がある。JPEGからExifなどのアプリケーションマーカーやコメントマーカーを取り除き、ファイルサイズを小さくできる。項目ごとに「残す」か「削除する」かをまとめて指定できるほか、プレビュー画面を確認しながら削除項目を個別に設定することも可能だ。
ファイルマッピング機能も搭載する。ファイルの種類ごとにタイプやクリエータ、さらにAscii/Binaryの区別を設定しておくことで、確実にファイルのエンコードと転送が行える。