Webブラウジングを快適に行うためのあらゆる機能が詰め込まれた高機能・多機能タブブラウザ。プラグインやスクリプトによる機能拡張も可能。「Sleipnir」は、豊富な機能と高いカスタマイズ性が特徴の“定番”タブブラウザ。細かなセキュリティ設定や機能拡張が可能で、安全・快適にWebブラウジングを楽しむことができる。描画エンジンは、Internet Explorerで使用されている「Trident」に加え、Mozillaなどで使われている「Gecko」にも対応。いずれかを選択して使用できる。Ver.2.5xでは「デザインの変更」機能が搭載され、より簡単にインタフェースを変更できるようになったほか、数多くの機能追加・強化が図られた。
大きな特徴のひとつが、Webブラウザとしての操作性の高さ。「戻る」「閉じる」といった操作をマウスの動きで実現するマウスジェスチャ、数多くの検索エンジンをすばやく切り替えながら利用できる検索バー、ページ上の選択文字列をキーワードにして即座に検索できる「SmartSearch」などの機能により、ストレスのないWebブラウジングを可能にしている。
セキュリティ面にも配慮されている。ページごとのJavaやJavaScript、ActiveXの有効/無効を指定することが可能。JavaScriptの実行などを許可する「デフォルトモード」と、画像のロード以外を禁止した「セキュアモード」(初期設定時)をワンタッチで切り替えられる。「デフォルトモード」「セキュアモード」とも、内容はユーザが設定できるようになっている。
プラグインやスクリプトによる機能拡張にも対応する。作者のホームページ(http://www.fenrir.co.jp/sleipnir/plugins/)では多数のプラグインが公開されている。さらに、ID/パスワードを管理して認証ページに貼り付けられる「AI RoboForm」が同梱され、ツールバーから利用できる。
標準装備の「RSSバー」を使うことで、RSSリーダとしての利用も可能。また、プラグインで提供されている「Headline-Reader Plugin」をインストールすることで、本格的なRSSリーダとしても動作するようになる。
操作性の高さと並ぶ、もうひとつの大きな特徴が高度なカスタマイズ性。ツールバーやウィンドウのデザイン、タブの位置やサイズ、キーボード/マウス操作をはじめ、さまざまなことをユーザが自由に設定ができる。マウスジェスチャ、検索バー、セキュリティなどもすべて、カスタマイズすることが可能だ。
そのほかにも、
- 複数の「お気に入り」を切り替えて使う
- 開いているページをサムネイルで一覧表示する
- ポップアップブロック/ページブロック
- 不要なダイアログの抑制
など、数多くの機能を備えている。Ver.2.5xへのバージョンアップでは大きな機能追加・強化が図られ、リンクタグに記載されたFaviconの取得や、お気に入りメニューのアイコン表示なども可能になった。