Mac OS X以外のOSで問題が起きるファイル/フォルダ名をチェックできるソフト。問題のあるファイルは一覧表示され、すばやくリネームできる。「非互換ネームcheck」は、ファイルやフォルダの名称をチェックし、他のOSで問題が発生するものを一覧表示するユーティリティ。チェックできるのは、
- Windowsの使用禁止文字(「"」「*」「,」「;」など)
- MacJapanese(Classic Mac OSのエンコーディング)で定義されていない文字
- ISO-2022-JPで定義されていない文字
- US-ASCIIで定義されていない文字
- HFS+で正規化されていない文字
- ASCII制御文字(改行、タブなどの不可視文字)
- 空白文字
- 拡張子がないファイル
- ロングネーム(ファイル/フォルダ名が31バイトを超えるもの。Mac OS Classicが対象)
で、複数の項目を組み合わせて調べることができる。また、「簡易設定」としてあらかじめチェック項目の組み合わせが登録されており、通常は、- Windows:Windows禁止文字、非ISO-2022-JP文字、ASCII制御文字
- Classic:非MacJapanese文字、ロングネーム、ASCII制御文字
- 日本語汎用:Windows禁止文字、非ISO-2022-JP文字、ASCII制御文字、ロングネーム、拡張子なし
- 非日本語汎用:Windows禁止文字、空白文字、ASCII制御文字、ロングネーム、拡張子なし、非US-ASCII文字
から選択するだけで、必要なチェックを一括して行えるようになっている。チェック項目を指定し、調べたいファイル/フォルダをメイン画面またはアイコンにドロップするとチェックが行われる。フォルダの場合は、サブフォルダ内を調べるかどうかも指定できる。
問題個所があるファイル/フォルダ名はリスト表示される。「表示できない」「文字化けする」「名称が長すぎる」など、問題点ごとに色分け表示される(色は自由にカスタマイズできる)。表示されたファイル/フォルダ名は、直接リスト上から編集することが可能。問題個所を確認しながらすばやくリネーム処理を行える。
そのほかにも「リスト上のファイル/フォルダをFinderに表示する」「リストから削除する(ファイル/フォルダそのものは消えない)」といった機能も備えている。