手軽に使えるファイル暗号化ソフト。暗号化された仮想ドライブに格納することで、ファイル/フォルダを保護する。「クリプテイナPE」は、“操作していることをユーザが意識せずに使える”ファイル暗号化ソフト。ハードディスクやリムーバブルメディア上にパスワード保護されたコンテナ(仮想ドライブ)を作成し、正しいパスワードが入力された場合のみ復号化する。暗号化はコンテナへのドラッグ&ドロップで簡単に行える。ロード(読み込み)された仮想ドライブは、通常のドライブと同じ感覚で扱うことが可能だ。
暗号化の操作は簡単だ。コンテナ(仮想ドライブ)を作成し、暗号化したいファイル/フォルダを「クリプテイナPE」のウィンドウにドラッグ&ドロップするだけでよい。コンテナのロード時にはパスワード入力が必要。ロードしてマウントされたあとは、普通のドライブと同様にアクセスできるようになる。ファイルを保存したり開いたりすると、その場で暗号化/復号化が行われるため、起動中は暗号化を意識することなくファイル操作を行える。アンロード(ロードを解除)したり、「クリプテイナPE」が起動していなかったりする場合は、コンテナにはアクセスできなくなる。
ロードされたコンテナの内容は「クリプテイナPE」のウィンドウでドライブとして表示され、ファイルの一覧表示/削除/名前の変更などの操作も行える。コンテナは複数を作成することが可能で、まとめてロードすることもできる。
コンテナを作成する際は、(コンテナの)ファイル名、ボリューム名、容量、パスワード、暗号化アルゴリズムを指定する。暗号化アルゴリズムの方式は、Blowfish448またはAES256から選択できる。
USBメモリなどのリムーバブルメディアに「クリプテイナ」を直接インストールすることも可能。外出先などで利用するパソコンに「クリプテイナ」がインストールされていない場合でも、暗号化されたコンテナを持ち運ぶだけでファイルにアクセスできるようになる。
そのほかにも、
- デフォルトでロードするコンテナの指定
- 特定コンテナへの任意ドライブ文字の固定割り当て
- 電子メールで安全にファイルを添付するための暗号化/復号化
などの機能を備えている。