1台のパソコンで複数のOSを使い分けられるようにしてくれるマルチブート&パーティション管理ソフト。Windowsだけでなく、Linuxなど異なる種類のOSを共存させることもできる。「システムコマンダー9」は、オペレーティングシステム(OS)のマルチブートを可能にするソフト。パソコンの起動時にまず「システムコマンダー」のOS選択メニューが表示され、起動したいOSを選ぶことができる。「通常の作業は従来のWindows XPで行いながら、ソフトウェアの動作チェック用にWindows Vistaをインストールする」といった使い分けが可能となる。さらに、パーティションの作成・削除、サイズ変更なども可能。対応するファイルシステムはFAT16/32、NTFS、HPFSなど。Windows Vistaにインストールすることもできる。
インストールはWindows上で行う。同時に、「システムコマンダー9」の有効/無効切り替えなどを行うためのアプリケーションもインストールされる。デフォルト起動OSの設定も行える。
複数OSを共存させるために、ハードディスクのパーティション(領域)操作機能も備える。パーティションの作成/削除、サイズ変更、移動、ファイルシステム変更などを行うことが可能。パーティションの操作方法は「ウィザードによる対話形式」「マニュアル設定方式」の2種類が用意されている。
OSの選択やパーティションの割り当てなどは、「OSウィザード」を使って対話形式で設定できる。インストール可能なOSが「Windows」「DOS」「Linux/Unix」「その他」などのグループに分けられ、さらに細かくWindows 98/Me/Vistaなどのバージョンを選択できるようになっている。
パーティション操作やOSのインストールなどを元に戻すことも可能。処理実行前の状態まで簡単に戻せるので、気軽にパーティション操作やOSのインストールを行える。
そのほか、起動用ディスクを作成する機能などもある。「システムコマンダー9」をパソコンにインストールせず、CDからの起動でパーティションを操作することも可能だ。