あらかじめ規則を指定しておくことで、同一フォルダ内でのファイル/フォルダのコピー時に自動でリネームしてくれるユーティリティ。「簡単ファイルコピー」は、ファイル/フォルダを同一フォルダ内でコピーする際に役立つエクスプローラ拡張ユーティリティ。通常、同一フォルダ内にファイル/フォルダをコピーすると「コピー 〜 (元ファイル名)」となるが、「簡単ファイルコピー」を使えば、あらかじめ設定した規則による名前でファイルがコピーされる。
操作は簡単。ファイル/フォルダのコンテキスト(右クリック)メニューから「簡単ファイルコピーで開く」を実行すればよい(コピー元ファイルを「簡単ファイルコピー」の実行ファイルに直接ドラッグしてもよい)。実行すると、命名用の文字列設定ダイアログが表示される。好みの指定方法を選択すると、対象のファイル/フォルダが同一フォルダにコピーされた上で自動リネームされる。ファイル名の命名規則は4種類から選択できる。
- 連番:ファイル名の末尾に連番を付加
- 日付:ファイル名の末尾に日付を付加
- オリジナル:ファイル名の末尾に指定文字列を付加(デフォルトは「test」)
- 連番+オリジナル:ファイル名の末尾に「連番+指定文字列」を付加
例えば、コピー元のファイル名が「Readme.txt」の場合は、コピー先のファイル名はそれぞれ「Readme_2.txt」「Readme07.02.03.txt」「Readme_test.txt」「Readme_2test.txt」となる。「オリジナル」と「連番+オリジナル」では、それぞれ4種類までの指定文字列を登録することが可能。どの文字列を使うかは、コピーを実行したときに一覧から選択できる。
「最終文字列が数字でない場合、上位の数字をカウントアップする」オプションもある。設定すると、コピー元のファイル名の末尾が数値でない場合、ファイル名の中の数値を見つけ、最初に見つけた数値をカウントアップしてコピーする。