バーコードに関する“総合ツール”。フォルダツリー型の管理方式を採用し、大量のバーコードを効率的に整理できる。「Zoner Barcode Studio 2」は、簡単な操作でバーコードを生成し、印刷・保存できるソフト。バーコードの一括生成や一括印刷、WMF/EMF/BMPへのエクスポート、バーコード情報のインポートなども可能。「UPC(A/E)」「ITF」「Code(39/93/128)」「EAN(8/13)」「Codabar」「Postnet」など、一般的に使われるバーコード17種類に対応する。
メイン画面は、上下に大きく二分割された構成。上部はコードの詳細などが表示される編集+プレビューエリア、下部はバーコードを設定するためのコードリストエリアとなっている。コードリストエリアはフォルダツリーと詳細情報表示の各ペインからなるエクスプローラ風のデザインで、ツリーで選択したフォルダ/バーコードの詳細情報が表示されるようになっている。
編集+プレビューエリアでは、バーコードの生成や編集を行える。新しいバーコードを作成する場合は「コードタイプ」と「データ(数列)」を入力し、バーコード名を決めればよい。一部のコードタイプでは「価格コード」「シリアル番号」などの追加情報を入れることもできる。
バーコードのサイズと、コードに付加するテキストの表示形式は、任意に設定できる。サイズは、コードの種別ごとに決められた方式(幅、高さ、文字間スペースなど)に従って設定することが可能。テキストは、(規定フォントが決まっているコードを除いて)フォントと文字サイズを選択できる。そのほか、バーコードの一部としての「識別可能テキスト」、製品ネームディスプレイ用の「ラベルテキスト」を設定することもできる。
シーケンス(数列)生成機能もある。連番の数字データを一括して入力すると、対応するバーコードをまとめて生成できる。連番は「先頭文字」(固定部分)と変数部分の組み合わせで構成され、変数部分には「開始数字」「停止数字」「表示する桁数」を設定する。生成されるデータのうち、先頭のデータはプレビューで確認できるようになっている。
作成したコードは、クリップボードにコピーしたり、ファイルに保存(エクスポート)したりすることが可能。クリップボードにコピーしたコードはBMP形式で保存できる。エクスポートではBMPのほか、WMF/EMF(ベクトルデータ)、ZONER社の「ZonerDraw」のファイル形式)」を選択できる。
バーコードを印刷する機能もある。印刷は「1コードを1枚の用紙(中央)に印刷」「フォルダ内の全コードをレイアウトして印刷」の2パターンから選べる。レイアウトして印刷する場合、1ページあたりの行/列数、コードの印刷順、配置方向(列配置/行配置)を任意に設定することが可能。プレビューを用いて1コードずつ任意の場所に「手動配置」することもできる。
そのほか、バーコードをインポートすることも可能。対応形式はXMLとAccess/Excel/dBaseといったデータベースファイル。