常駐型デフラグメンテーションソフト「Diskeeper」シリーズの新バージョン。Windowsの起動とともに常駐し、バックグラウンドでディスクファイルの状況を監視して、ファイルの断片化を解消してくれる。「Diskeeper 2007 英語版」は、リアルタイムのデフラグ機能を搭載したディスクデフラグメンテーションソフト。Windowsのシステムに常駐し、ほかの作業に支障をきたすことなくバックグラウンドで断片化を解消するインビジタスキング(InvisiTasking)機能を搭載。インストールして基本的な設定を行えば、あとはまったくその存在を意識することなく自動でデフラグを実行してくれる。搭載する機能、最大単一ボリュームサイズ、対応OSの違いにより、「ProPremier」のほか、「Professional」「Server」の3種類が用意されている。
機能面での特徴のひとつが「リアルタイム・デフラグメンテーション」。ファイルの断片化が発生した時点で随時断片化を解消することが可能。デフラグ中にCPUリソースを多く使用するアプリケーションが実行された場合、デフラグを自動で中断する「I/O Smart」機能も搭載する。
さらに、頻繁に使用されるファイルに高速にアクセスできるよう分析・配置を行う「I-FAAST」機能もある。I-FAAST機能の適用対象ファイルをユーザが選択することで、特定のファイルのアクセススピードを向上させることも可能だ。
Windowsの起動時には「ブートタイムデフラグ」が実行される。パフォーマンスに対する影響が大きいにもかかわらず、通常は移動できないページングファイルやMFT(Master File Table)をデフラグすることも可能だ。
「自動オンライン・ディレクトリ統合」機能では、ディレクトリ単位でのデータ統合を行うことが可能で、「ウイルススキャン」「ファイルバックアップ」「ファイル検索」などのスピードをアップする。「ノートパソコン向け電源管理」機能もある。バッテリー使用時はバックグラウンドでのデフラグを自動的に休止し、バッテリーの消費電力を抑える。
基本的には常時使用が前提のソフトだが、曜日や日付/時刻を指定して、自動デフラグのON/OFFを設定することも可能だ。ユーザインタフェースの改良などもほどこされている。