複数の画像データに半透明キャプションを一括挿入(オーバープリント)できるリサイズソフト。「ピクセルMAX!」は、画像のリサイズ/トリミングに、キャプション合成の機能が追加された画像加工ソフト。blogやWebサイトで公開する画像に、撮影日時やコメントなどのキャプションを簡単な操作で挿入できる。プレビューアイコンを作成することも可能だ。
画面は、
- トリミングなどの編集加工を行える「メインウィンドウ」
- 画像のサムネイルを一覧表示する「ファイルリスト」
- キャプション挿入用の「キャプションパネル」
から構成される。ファイルリストとキャプションパネルは、個別に表示/非表示を切り替えることができる。操作は簡単。加工したい画像(複数枚も可能)を登録後、保存サイズやキャプションを設定して、「ファイルに保存」を実行するだけでよい。登録したすべての画像が一括で処理・保存される。画像の登録は、複数ファイルやフォルダ単位で行うことも可能。登録された画像はファイルリストに一覧表示され、うち1枚がメインウィンドウに表示される。ファイルリストでは、画像のサムネイルやステータス(リサイズモード、写真コメントの有無、モノクロモード)を確認できる。表示順の変更(ソート)や、選択画像の一括書き出しといった操作も行える。
登録ファイルのリストを保存しておき、あとから再利用することもできる。リストは、同じ作者による「プリントMAX!」と共通の仕様で、相互に利用できる。
保存サイズは4種類から選択することが可能。
- サイズ固定(ピクセル数を指定)
- 最大サイズ(ピクセル数を指定。元画像が最大サイズを超える場合のみ縮小する)
- 拡大/縮小(元画像に対する%を指定)
- 自由なサイズ
基本的に、登録された画像はすべて、ユーザの指定した保存サイズで処理されるが、画像ごとに個別でサイズを指定することも可能だ。トリミング機能もある。メインウィンドウに表示される枠を、マウスドラッグで拡大/縮小/移動し、書き出す領域を指定する。枠は縦横比が維持される(設定により、縦横比を変更することも可能)。
画像の拡大し過ぎによる画質悪化を避けるための「警告バー」を備える。トリミング枠のサイズ÷書き出しサイズにあたる「拡大率」が100%を下回ると、バーの色が変わって知らせてくれる。
キャプションパネルでは、画像の上に半透明の文字列(キャプション)を重ねることができる。キャプションとして使えるのは、
- ファイル情報:ファイル名/撮影日時/変更日時
- Exif情報:カメラ/撮影モード/絞り/シャッタースピード
- 撮影者情報:氏名/メールアドレス/Webページアドレス(任意入力)
- テキストコメント(任意入力)
など。項目を個別にON/OFFすることで、表示させるキャプションを選択できるようになっている。もちろん、複数項目を組み合わせることも可能。キャプションの位置や文字の透明度、文字フォント/サイズ/色の変更なども行える。ファイルの出力前には、書き出し後のイメージをプレビューできる。登録された全ファイルの一括処理も、指定ファイルだけの一括処理も可能だ。ファイルの保存形式は、JPEG/PNG/BMP/PICT/TIFFなどから選択できる。保存先フォルダを指定することもできる。