対話形式で簡単に操作できる確定申告用書類作成ソフト。「申告に必要な書類の選択」から「書類のプリントアウト」までを、ガイドに沿ってステップバイステップで進めることができる。「土日にささっと!確定申告2007」は、納税用の確定申告書を作成するためのソフト。「ささっと!ナビゲーター」というガイダンス画面に従って必要事項を指定・入力するだけで、書類選択や印刷出力などを行える。印刷イメージはいつでもプレビューで確認できる。印刷した書類は、そのまま申告書として税務署に提出できる。
「ささっと!ナビゲーター」では、(1)基本情報、(2)書類選択、(3)書類作成、(4)印刷の四つのステップで作業を進めてゆく。
- (1)基本情報
- 申告者の「氏名」「郵便番号」「住所」などを入力する。
- (2)書類選択
- 申告に必要な書類を指定する。「事業所得」「給与所得」「不動産所得」などの所得の内訳を指定する方法と、「確定申告書A/B」「青色申告書」のように書類の名称から選択する方法がある。
- (3)書類作成
- 選択した書類にデータを入力する。直接データを入力できるのはもちろん、「書類作成アドバイザー」が指示する手順に従って作成することもできる。入力項目のうち、「収入」「減価償却費」などの内訳が必要なものは項目名が色分け表示される。項目をクリックすると、内訳書の入力画面を呼び出して作業できる。
- (4)印刷
- 必要事項をすべて記入し、書類を印刷する。まずプレビュー画面で確認し、そこから印刷を実行する形式。申告書類の様式でレイアウトされているので、白紙に印刷すればそのまま申告書として税務署に提出できる。
四つのステップがすべて終わると申告書が印刷される仕組み。いずれのステップでも、アイコンをポイントしたり、項目を選択したりすると簡単なガイドが表示され、初心者でもスムーズに作業を進められる。そのほかにも、初心者向けにさまざまな配慮が施されている。例えば、内訳書を呼び出して作業するような場合、(本来の画面ではタブで切り替えられる場合でも)ユーザにとって関係ないページには切り替わらないようになっている。また、すでに印刷が終わった書類のアイコンには「印刷済み」のマークが付き、印刷し忘れる心配がない(もちろん印刷済みの書類を再度印刷することも可能)。
作成したデータは、アプリケーション終了時に自動で保存され、次回起動時には、前回作業ていたところからすばやく再開できる。もちろんユーザが手動でデータの保存/読み込み/削除を行うことも可能。保存データのバックアップを作成する機能も備えている。
旧バージョン「2006」で作成したデータをインポートすることも可能。「基本情報」「収支内訳書(一般/農業/不動産)」「青色申告決算書(一般/農業/不動産)」を取り込める。