「Webページの右端が切れずに印刷できる」機能が付いたのは、前の前のバージョンからですが、今回のバージョンで完成したかな、という感があります。何より一番苦労したのが、どんなWebページでも最適に印刷できるかどうかのチェック作業でした。いろいろなテクニックを使ったページや、複雑な構成のページが多くなってきていますが、印刷する側からするとそんなことはどうでもいいことですよね。
とにかく思った通りの印刷をしていただけるようにさまざまなページの印刷を試し、その結果、必要に応じて内部的にはページごとにかなり多くの特殊な処理を施しています(見た目はどんなページを印刷しても同じですけど)。99.5%のWebページに関しては、思い通りの印刷をしていただけると自負しています。
個人的にお勧めの機能は、ヘッダ/フッタの情報を元に戻せる機能ですね。ヘッダを消してしまったあとに「またヘッダを印刷したいなー」というときは、いつもGoogleでどんな設定だったかな、と検索して戻していました。「ぴったり ホームページ印刷 Pro」がインストールされていれば、「ヘッダ/フッタの処理」→「標準のヘッダ/フッタを使用」をクリックするだけで、自動的に元に戻してくれます。
「“見たまま印刷”と“ぴったり印刷”をどう使い分けるのがよいの?」とよく聞かれるのですが、これがなかなか簡単には答えられないんです。「1ページで印刷できる量なら“見たまま”」、2ページ以上になりそうなら「文字ベースのページは“ぴったり”で、それ以外は“見たまま”で」という感じで自分では選んでるんですが。20回ぐらい印刷してもらえると自然に感じがつかめると思います。
付けたい機能のアイデアは、まだ実はたくさんあるんですが、あまり機能を増やしてもというのもあります。もちろん、会社でWebページの印刷に使っていますが、使っていて「ここが足りないな」というのがもうないんです。
このへんは使い方によって当然見方が変わってくると思うので、ぜひユーザさんの意見を知りたいですね。「おーなるほど」というのがあったら、すぐ対応してしまうかもしれません。
(ランドポート(株))