簡単な操作で一戸建て住宅のシミュレーションを行えるソフト。「マイホームデザイナー LS」は、一戸建て住宅の図面作成とシミュレーションを行えるソフト。部屋、建具、家具といった住宅のパーツを組み合わせることで、簡単に間取り図や3Dモデルを作成できる。できあがった建物を平面でも立体でも自由に確認でき、“理想の我が家”の検討に役立つ。「マイホームデザイナー」シリーズの新バージョンにあたる。
デザインの手順は簡単。まず、はじめに敷地を描くところからはじまる。(当然のことながら)できるだけ実際の敷地と同じ形・大きさであることが望ましい。下絵をスキャナで読み取ることもできる。
続いて、敷地内に住宅を造る。部屋、階段、玄関、浴室、洗面所などのパーツが用意され、好きなように配置できる。あらかじめ建蔽率や容積率を設定しておけば、作成した間取りが建蔽率や容積率を超えていないかをチェックしながら作業を進められる。
ドア、窓などの「建具」、キッチンやトイレといった「住宅設備」のパーツはもちろん、リビングセット、ベッド、冷蔵庫などの「家具」、フェンス、樹木、自動車といった「エクステリア部品」など、さまざまなものがパーツとして揃う。各パーツは市販の製品がベースになっているので、「このサイズの家具ならこの部屋に入れられる」といったことが一目瞭然だ。
素材データは、3Dパーツが3,000点以上、模様などのテクスチャデータは1,500点が収録されている。さらに、20,000点以上の素材データをダウンロードできるサービス「マイホームデザイナー データセンター」を6ヵ月無料で利用することもできる。
立体化データの作成・確認はワンタッチで行える。外装・内装はユーザが自由に指定することが可能。大まかなデザインのスタイルを自動設定する機能もあり、ユーザの嗜好を診断し、家の内装・外装に使用するお勧めの素材を絞り込んでくれる。豊富な素材から、好みのものを迷わず選択できる。
立体イメージは、上下左右の回転や視点角度の変更を自在に行える。家の内部を実際に歩くように見られる「ウォークスルー」機能もある。
「簡易構造診断」「インテリアコーディネート診断」「日当たり診断」など、診断機能も豊富に用意されている。「簡易構造診断」では、住宅の耐震性、耐風性、耐積雪性をシミュレートすることが可能。日本全国の市町村別の「積雪量」「風速」を考慮に入れることができるため、より現実的な診断を行える。「インテリアコーディネート診断」は、インテリアの雰囲気が統一されているかを調べるもの。住む人それぞれの嗜好にマッチしているかを、部屋ごとに診断できる。「日当たり診断」は、季節や所在地を指定することで「日の当たる時間」や「影になる時間」などをグラフ表示する。