テキストを中心に、図やファイルを挿入した「ノート」を作成・編集できる高機能メモソフト。ノート内の文字列検索や、電子メールへの添付・送信機能を備えている。「2007 Buntetsu Shinkansen Haruka」は、ワープロ感覚で扱える編集機能と、文書ファイル管理機能を兼ね備えたソフト。文書は「ノート」と呼ばれるファイル単位で管理され、複数のノートを「ノートブック」としてフォルダ単位でまとめられる。ノートには、メモを記入できるのはもちろん、グラフィックや文書ファイルなどを挿入できる。
メイン画面は「エクスプローラペイン」と「編集エリア」の2ペイン構成。エクスプローラペインには、選択したフォルダ(ノートブック)内にある.HRKファイル(「Buntetsu Shinkansen Haruka」独自の文書形式)がリスト表示され、クリックすると即座に内容が表示される。よく使うノートブックを登録することもでき、タブを切り替える感覚で複数のノート/ノートブックをすばやく呼び出すことができる。ノートの保存は、「閉じる」「ファイルを切り替える」ときに自動で行われる。ユーザが保存作業を意識する必要はない。
「編集エリア」は、文書の編集を行うためのエリア。表示倍率を50〜200%の間で9段階に変更できる。「ノートの領域を拡大」機能を使うと、「エクスプローラペイン」やメニューバーを隠して、編集エリアを広く取ることができる。
指定したノートを常時表示させることも可能。「参照ペイン」に指定したブックは、エクスプローラペインでノートを切り替えても常に表示されるため、別のノートを参照しながら編集を行える(ただし「参照ペイン」上のノートは編集できない)。
テキストの編集機能は基本的なものがひと通り揃っている。
- 切り取り/コピー/貼り付け
- フォント/サイズの指定
- 太字/斜体/文字色などの装飾指定
- 箇条書き
- 中央揃えや右寄せなどの段落配置
- インデント指定
そのほかにも「文字にマーキングする」「文字数を表示する」といったことが可能だ。文字列検索も行える。検索対象は「ページ内検索」「ノートブック全体を検索」を切り替えられる。「ノートブック全体を検索」では、アクティブなノート内で検索して見つからない場合、他のノートも対象として検索が行われる。エクスプローラペインには、ヒットした文字列を含むノートだけがフィルタリング表示される。
選択した単語をWeb上で検索する機能もある。Yahoo!、Google、Live Searchの三つの検索サイトと、Wikipediaでの検索を行える。
ファイル関連の機能としては「最終版として保存」「ページの暗号化」「電子メールなどで送信」などが用意されている。「最終版として保存」では、ノートのコピーを保存する際に編集不可能な状態で保存できる。
「電子メールなどで送信」機能を使うと、ノートのコピーとHTML化したノートを一時フォルダに生成し、さらにメールソフトを起動して作成画面を呼び出してくれる。あとはそのままファイルを添付して送信すればよい。メールの文面には、ファイルについての説明や「2007 Buntetsu Shinkansen Haruka」の公式サイトの紹介が自動的に記入される。