エクスプローラライクなインタフェースを持つ高機能ファイル管理ソフト。ウィンドウはMDI型で、タブによる切り替えが行える。ファイル一覧を二つ同時に表示することも可能。「まめFile5」は、コピー/移動/削除など、さまざまなファイル操作を行えるファイル管理ソフト。スクリプトやプラグインによる機能拡張も行える。新バージョン「5」では、新たにUnicodeに対応したほか、ウィンドウ管理方式が従来の「多画面型(SDI風)」からMDIに変更された。MDI化にともない、「タブモード」と「2画面表示モード」も搭載された。
メイン画面の構成は、左にツリービュー、右にリストビューの2ペイン。ファイルのコピーや移動をドラッグ&ドロップで行えるなど、Windows標準のエクスプローラと同じ感覚で操作できる。タブモードでは、タブにドラッグ&ドロップすることでも、ファイルのコピー/移動を行える。
ツールバーは、基本となるもののほかに、拡張機能を搭載したものが複数用意されている。
- 登録フォルダバー:登録フォルダにすばやく移動
- ランチャバー:登録アプリケーションを起動
- プレビューバー:テキスト/HTML/画像ファイルの内容を表示
- ドライブバー:ドライブ一覧を表示
- フォルダクリップバー:一時的な指定フォルダに移動
などがある。ツールバーは、必要に応じて表示/非表示を切り替えられる。プレビューバーは、画像/圧縮ファイル/HTML/テキストなど多くの形式に対応する。ファイル操作では、多彩なオプションを利用できる。例えば「コピー」では、「新しい時刻のみ上書き」「古い時刻のみ上書き」「同名ファイルはコピーしない」「ファイル名を変更」「元ファイル名を変更」といった処理が可能。「削除」では、「ごみ箱を使用しない」「特殊属性ファイルは削除しない」「ファイルを完全に破壊して削除」などを指定できる。
そのほかにも、ファイル操作のための機能が数多く用意されている。「ボリュームラベルの設定」「フォーマット」「ディスクコピー」「フォルダ共有」「複数ファイルの一括リネーム」「一括処理(複数フォルダ/ファイルの新規作成をまとめて行える)」「書庫操作」「検索」などがある。
動作や表示をカスタマイズすることもできる。表示色や背景画像などの画面表示をはじめ、詳細表示の書式、動作設定、コンテキスト(右クリック)メニューなど、多数の項目をユーザ好みに変更できる。すべての機能にショートカットキーを割り当てることも可能だ。