Webブラウザから帳簿の記入・修正・閲覧を行えるユニークな家計簿ソフト。「りんごちゃんの家計簿」は、SafariやInternet ExplorerなどのWebブラウザ上で家計簿をつけられるWebアプリケーション。財布(手持ちの現金)の収支記録や、銀行口座の出納記録などを統括して管理できる。最大の特徴は、LANでデータ共有ができること。1台のMacで「りんごちゃんの家計簿」を起動させておけば、LANに接続されているパソコンからWebブラウザ経由で家計簿にアクセスできる。異なる環境から家計簿の記入や閲覧を行ったり、家族間で家計簿データを共用したりといったことも簡単に行える。
起動すると、Webブラウザ上に家計簿の一覧と「ログイン」「家計簿管理」タブが表示される。家計簿を編集するためには、ユーザがアカウントを作成し、ログインした上で家計簿にアクセスする必要がある。
家計簿を選択すると、家計簿の編集画面が表示される。ページ上部には、データを記入・閲覧するための機能がタブで並ぶ。データ入力用の「支出」「収入」「口座引出」は、1ページが日付ごとの一覧リストで構成されている。各ページには、入力日当日の支出・収入・口座引き出しを登録できるほか、過去や未来のデータを追加・変更することも可能だ。
「支出」には、品名、種別、価格、仕入先(購入した店など)、取扱(お金を出した口座名)といった項目を入力できる。種別は、ポップアップメニューから選択して入力することが可能。初期状態で「食費」「家賃」など、計28項目が登録されている。もちろんユーザが項目を変更することも可能だ。
データ集計機能も備える。「残高」では、任意の日付までの集計情報を確認することが可能。参照できる情報は、
- 残高情報:財布(現金)・各銀行口座ごとの残高金額
- 収支情報:収入/支出/口座引出の収支詳細
支出の収支情報では「種別」ごとの集計額が表示される。集計は、ページを開いて日付を選ぶだけで自動的に計算・表示される。日付を変更すると、すぐに再計算が行われる。家計データを条件検索できる「分析」機能もある。支出・収入・口座引出のデータから、条件に該当する項目を抽出して金額をグラフ表示する。例えば、支出の中から「食費」のデータをグラフで表示し、毎日のグラフの変化によって支出の傾向を見る、といった使い方ができる。
Webブラウザを利用できれば、OSを問わずにLANを介して複数のパソコンで記入や閲覧を行える。