日常の買い物などの収支を記録することで、“無駄なく家計を管理”できる家計簿ソフト。「てきぱき家計簿マム」は、手書きの家計簿をイメージした扱いやすい家計簿ソフト。画面は週単位で切り替わり、1週間で見開きになっている家計簿と同じ感覚で使うことができる。文字付きの大きなツールボタンが用意され、はじめて使う人でも操作はわかりやすい。新バージョンの「5」では、新たに「電子マネー明細取り込み」「貯蓄目標を立てての予算設定」「日記」などの機能が追加された。
収支の記録では、できるだけ入力の手間を省くサポート機能が用意されている。大分類の「費目」や小分類の「内訳」はプルダウンメニューから選ぶだけで入力することが可能。「具体的な品名」「購入店名」は一度入力すると自動登録され、2回目以降の入力ではリストから選択できるようになる。
「おサイフケータイ」「Edyカード」などの電子マネー(FeliCa)明細を取り込むことが可能。買い物明細を自動で読み取り、項目を選択するだけで記帳される(電子マネー明細の読み取りには「非接触ICカードリーダ/ライタ」か、FeliCaポートが搭載されたパソコンが必要)。
さまざまな費目の商品をまとめて複数入力する際は「レシート入力」機能が便利。レシートと同じような感覚で記帳できる。レシート入力では品名が五十音別に分類され、品名を簡単に探すことができる。そのほかにも、毎月定額の支払いを一括して入力する「自動入力」、指定日に自動で転記する「月極自動転記」といった機能がある。
毎月の支出を一定限度内に抑えるために「予算」を設定することも可能。費目ごとに細かく設定できる。予算の設定法は「貯蓄目標額を決めて使える金額を設定する」「指定した年月や月平均から設定する」といった方法が用意されている。「収入」「世帯人数」「居住地」から、総務省のデータをもとにした予算を自動的に設定することも可能だ。
家計の分析機能は豊富に用意されている。「費目・内訳別の集計」「予算との比較」「前年/前月/過去5年間との比較」「年間推移」「収入に対する支出の割合」などを表示できる。集計データはグラフで表示されるため、分析が行いやすい。過去の実績や予算残高、予算比などから家計を診断する機能もある。将来の収支や貯蓄をシミュレーションする「ファミリープラン」といった機能も備えている。
そのほか、ダイエットメモや時刻表など、さまざまな書式を作って記録できる「メモ帳」、簡単なスケジュール管理ができる「カレンダー」、写真付きの日記が書ける「日記」などの機能を備える。家計簿だけでなく、生活のあらゆる場面を記録しておけるようになっている。