二つの武器を使い分けて敵と戦うアクションRPG。モタモタしていると人質が殺されてしまうため、いち早く進む必要がある。「ダンジョンへ急げ!」は、中世ファンタジー世界が舞台のアクションRPG。主人公の騎士「マルス」は結婚式当日、フィアンセを魔物に誘拐されてしまう。魔物たちは魔王を復活させるために、フィアンセを含めた10人の「清純な娘」をさらい、生贄にしようとしていた。マルスは恋人を救うため、単身で敵の拠点に乗り込むことを決意する。
「ダンジョンへ急げ!」では、画面左下に表示されているプレイ時間が重要な意味を持つ。時間の経過とともに、さらわれた10人の人質が次々と殺されてしまうからだ。主人公が花嫁を無事に助け出すことができるかは、クリア時間に掛かっている。操作方法はシンプル。カーソルキーでマルスの移動、【Z】で攻撃、【X】で武器変更、【Shift】で特殊効果を発動できる。
マルスが使える武器は、火を操る剣「火炎丸」と風を操る槍「風雷槍」の2種類。剣はリーチが短いものの、マルスの前方3マス分を一気に切り払える。一方、槍は前方1マスの範囲しか攻撃できないが、リーチは長い。ステージと敵の種類によって、二つの武器の使い分けが必要になる。
例えば、細い通路が多いステージでは、敵が前方から来るので槍を使うのがお勧め。敵が左右から迫ってくる広いステージでは、剣を使えばよい。とはいえ、広いステージでも障害物を利用して、敵の進行方向をうまく誘導できれば、ほとんどのステージで槍を使用できる。また、それぞれの武器は、攻撃ボタンの押し方で若干挙動が変わる。すばやく押すと連続で攻撃でき、長く押すと広範囲の攻撃が可能になる。
武器は使えば使うほどレベルアップする。両方の武器を均等に強化するか、あるいは片方の武器だけを強化するかで、プレイスタイルが変わってくる。フィールドの敵は、一度倒しても画面を切り替えると復活する。途中でどうしても先に進めなくなったら、経験値を稼いで強化することも可能だ。ただし、時間を掛けすぎると人質が殺されてしまう。
敵を攻撃すると、画面右上のピンク色のゲージがたまる。ゲージが満タンの状態で【Shift】を押すと、特殊な技を繰り出すことができる。技は武器によって異なり、剣ならば一定時間怒涛の連続攻撃を繰り出す。槍の場合は風の盾が発生して、一時的に無敵になれる。
ゲーム開始時点での体力ゲージは三つ分。敵の攻撃を1回受けるとゲージがひとつ減る。敵を倒すとランダムで現れる緑のアイテムを手に入れれば体力を回復できるが、それだけでは心許ない。フィールド上に散らばっている「ハート」を取ると、体力の上限を1段階増やすことができる。攻略するにはハートを集めることが重要。ゲームは大きく四つのステージに分かれており、各ステージにはそれぞれ3〜4個のハートが隠されている。
ただし、ハートは通常の方法では入手しづらいものが多い。例えば、当たるとダメージを受けてしまう「緑色の障害物」に守られていたり、ステージ内に分散する「仕掛け」を解除したり、ヒントをもとに謎解きをしたりしなければ手に入らないハートもある。