充実したショートカットキー設定が特徴のタブ型テキストエディタ。複数の編集画面を対象にした検索も可能。「両手たぶメモ」は、軽快に動作するタブ切り替え型テキストエディタ。編集画面をすばやく切り替えながら、複数文書を同時に編集・作成できる。同時に最大16のタブを利用することが可能だ。ほとんどの操作にショートカットキーが設定され、キーボードから手を離さずに操作できるのが特徴。編集画面の切り替え(タブ間移動)もショートカットキーで行える。もちろんマウスを使った操作にも対応する。
編集対象のファイルを開くには、タブバーにファイルをドラッグ&ドロップすればよい(もちろんメニューからも開ける)。タブの切り替えは、【Ctrl】+【B】/【N】による前後移動のほか、タブバーにあるボタンからも行える。タブバーのボタンをクリックすると、現在開いているテキストのタブ名(ファイル名)が一覧表示され、直接選択できる。
強力な検索機能も特徴のひとつ。アクティブなテキストの全文検索だけでなく、他のタブのテキストを対象にした全文検索を行うことも可能。さらに、ユニークな機能として「近くのファイルからの検索」がある。検索実行時にアクティブなテキストが保存されているフォルダを中心に、近くにあるテキストファイルを検索できる。「このあたりに保存したファイルのどれかが探しているファイル」のような形で検索を行える。
検索用ペイン(項目リスト)を表示させることもできる。リストをテキストの横に常時表示させておくことができ、項目のダブルクリックで当該部分にジャンプする。例えば■や◇といった、箇条書きリストに用いられる記号のリストを表示させておくと、すばやく見出し位置にジャンプできる。
オプションでは「終了時に自動保存する/しない」を選択できる。自動保存機能を有効にしておけば、保存操作を行わずに「両手たぶメモ」を終了させることができる。自動保存機能は、すべての編集ファイルを対象にするか、アクティブなタブのみを対象にするかを指定できる。終了時に開いていたテキストファイルは記憶され、次回起動時に自動で読み込まれる。
編集機能は、「切り取り」「コピー」「貼り付け」「削除」「全て選択」「検索」「置換」と、一般的なものはひと通り揃う。ファイル名として作成日時の数値が自動的に設定される「新規ファイル自動作成」機能、アクティブなテキストファイルを「両手たぶメモ」上から直接削除する機能などもある。