複数の仮想デスクトップをワンタッチで切り替えながら使えるユーティリティ。「Exマルチデスクチェンジャー」は、仮想のデスクトップ画面を複数作り出し、任意のものに切り替えられるソフト。文書作成用、メール用……と、用途に応じてデスクトップを使い分けられる。最大で、実際のデスクトップを含む計20個の仮想デスクトップを持つことができる。
デスクトップの切り替え方法は、
- 常駐するタスクトレイのメニューから行う
- ホットキーを使う
の2種類。ホットキーでは、【Ctrl】+【Alt】+【1】などのキー操作により、ワンタッチですばやくデスクトップを切り替えられる。各デスクトップには、マイドキュメントやマイコンピュータなどのデスクトップアイコンが共通して表示される。任意のウィンドウを常駐させることも可能で、すべてのデスクトップ上に常駐ウィンドウが表示されるようになる。カレンダーや時計など、いつでも使うソフトを常駐指定しておくと便利だ。常駐指定されたウィンドウ以外は、そのウィンドウを開いたデスクトップにだけ表示されるが、ホットキー操作でウィンドウを他のデスクトップに移動させることも可能だ。
タスクトレイアイコンには、現在表示中の仮想デスクトップの番号が表示され、数字を見れば「何番のデスクトップを使用しているか」がすぐにわかる。また、「ウィンドウの一覧」機能を使えば、各デスクトップ上でどのウィンドウが開いているかを確認することも可能。デスクトップ間でウィンドウを頻繁に移動した場合でも混乱せずに済む。
デスクトップの数は設定で変更できる。最大は20(本来のデスクトップ+仮想デスクトップ×19)、最小は2(本来のデスクトップ+仮想デスクトップ×1)となっている。各デスクトップには自動で番号が割り当てられるほか、ユーザが任意にタイトルを付けることもできる。デスクトップを切り替える瞬間に、付けたタイトルを表示させることも可能だ。
オプションではそのほか、
- ホットキーの割り当て
- 通常モードと高速モードの切り替え(通常モードではデスクトップごとに壁紙を指定できる)
- ウィンドウを他のデスクトップへ移動したときアクティブにする/しない
- 常駐しているウィンドウの一覧表示と常駐の解除
などを設定できる。