高機能ビデオ編集ソフト「PowerDirector」シリーズの新バージョン。作成した動画を「YouTube」に直接アップロードできる。「PowerDirector 5 Premium」は、映像のキャプチャから各種メディアへの出力まで、動画作成のあらゆる作業を一本で行える高機能ビデオ編集ソフト。豊富なテンプレートを利用してオリジナルDVDを作成できる。新バージョンでは、動画共有サイト「YouTube」へのアップロードに対応したほか、MPEG-4 AVC(H.264)形式の動画作成をサポートし、iPodやPSPなどのポータブルメディアプレイヤー用動画の作成が可能になった。
編集元データのキャプチャは、
- DV/HDVカメラ
- TVチューナ
- パソコン用カメラ
- コンポジット/S-Video端子などのビデオ入力
- 音楽CD
などのデバイスから行える。編集機能では、動画の分割やトリミング、色調の調整といった基本的なものはもちろん、音声のミュート、再生速度の調整、音声のストレッチといった機能も備えている。映像のシーンの変わり目を自動的に検出する機能もある。動画にタイトルなどの文字情報を挿入したり、各種エフェクト(エンボス、モザイク、波紋、TVウォールなど57種類)を施したり、動画と動画のつなぎ目にトランジション(グリッド、シャッター、スライドなど173種類)を挿入したりすることも可能。編集結果は、プレビューパネルで即座に確認できる。音声レベルを調整したり、アフレコを行うことも可能だ。
自動編集機能も搭載されている。映像/静止画の画質調整と音声ノイズの除去を行う「マジッククリーン」、手ぶれ映像の修正や赤目補正などを行う「マジックフィックス」、映像を分析して任意の所要時間に自動的に短縮してくれる「マジックカット」などがある。
出力可能な動画形式は、DV-AVI Type1/Type2、DivX、MPEG-1/2/4 AVC、WMV、RealVideo、QuickTime Movieなど。DVテープへの書き出しにも対応する。作成した動画を「YouTube」に直接アップロードする機能もある。
DVD-Video/VCD/SVCDを作成することも可能。DVD-Videoのメニューの作成には、51種類あるテンプレートを利用できる。もちろんユーザ自身がオリジナルメニューを作成することも可能だ。音声は、Dolby Digital形式に対応する。「CyberLink Virtual Speaker」を使えば、2チャンネルのスピーカーによる再生時に疑似サラウンド化することもできる。
デジタルカメラなどで撮影した静止画像を編集できるソフト「PhotoNow!」が同梱されている。