タスクトレイからすぐに呼び出せる常駐型メモソフト。最大30件のメモをタブ切り替えで表示・編集できるほか、既存のテキストを10ファイルまで開いて参照することも可能。「Quick Memo」は、必要なときにすばやく呼び出して使用できるカレンダー付きメモソフト。タスクトレイアイコンのクリックや【Pause】キーで呼び出せる。カレンダーから日付をメモに挿入したり、電卓と連携して計算を行ったりもできる。メイン画面は大きく、メモエリアとカレンダーエリアからなり、両エリアの表示比率はマウスドラッグで自由に変えられる。カレンダーエリアが広くなると、それに応じて表示できる月数が増えるようになっている。
メモエリアはタブ切り替え型。初期状態では3枚のタブが表示される。設定を変更することで、最大30タブまでを同時表示させることができる。タブの名前を変更したり、表示順を入れ替えたりできるほか、タブごとにフォントや文字サイズ、背景色などを指定することも可能だ。
メモエリアで利用できる機能は多彩。現在の日付・時刻をカーソル位置や最終行に挿入したり、カレンダーで指定した任意の日付を挿入したりできるほか、区切り文字列の挿入なども可能。メモ(選択中のタブ)全体や選択文字列だけをファイル出力させることもできる。さらに、文字列検索機能、選択中の文字列やカーソルのある行をURLと見なしてブラウザで開く機能、選択文字列を数式として電卓を起動する機能(電卓起動後、「貼り付け」を実行すると計算結果が表示される)などもある。メモは自動保存されるため、ユーザが保存操作を行う必要はない。
タブ切り替えのメモのほかに、既存テキストファイルを参照できる機能もある。ツールバー上に並ぶ10個のボタンからファイルを開くと、メモエリアの下部にテキストファイルの内容が表示される。テキストビューエリアもタブ切り替え型になっている。テキストビューエリアでは文字列の編集はできないが、クリップボードへコピーすることは可能だ。
カレンダーエリアには、表示エリアのサイズに応じて月間カレンダーが数ヵ月分表示される。予定には、時刻と内容のほか、アラームの有無、関連URLを登録することが可能。×分前にアラームを表示させたり、登録時刻に関連URLをブラウザで開いたりすることもできる。予定が入っている日付をマウスでポイントすると、内容がバルーンでポップアップ表示されるようになっている。
繰り返し予定の設定も可能。「毎日」「毎週」「隔週」「毎月」「毎年」「×日間隔」の6パターンで設定できる。「毎月」の場合は「月末が土日の場合には金曜に変更」などを指定することも可能だ。
オプションでは「表示するメモ数の指定」「挿入する日付のフォーマット(書式)や区切り文字列の指定」「カレンダーの表示色やフォントなどの指定」「予定の通知に使用するサウンドファイルの指定」などが可能だ。