ソフトを開発しようと思った動機、背景
いまでこそ、百ます計算は当たり前の存在になってしまいましたが、「脳力アップ36ます計算 2」の最初のバージョンを開発しようと思った当時は、まだ「単純計算が脳を活性化する」という程度の情報と、ペーパーの百ます計算シートぐらいしかありませんでした。当時、家には小学校1年になる子どもがおりましたが、百ます計算をさせると途中までしか集中力が続きません。それならばと自分でもやってみましたが、一回ならできます。しかし、毎日続けることは、仕事でもない限り大人でもなかなかできないと思いました。その結果、たまにやる百ます計算より、毎日続けられる程度の少ないマスにする方が、小さなお子さんや大人でもできると考えました。
また、イヤになってしまうほどの量ですと、せっかく努力してもそれに見合う効果が期待できません。そのため、このソフトは36マスとしました。さらに、ペーパーの百ますとの違いは、ソフトのためコストがあまりかからないことと、答え合わせが瞬時にできることです。やはり、日々続けるにはコストと答え合わせ作業の簡略化は必要でしょう。
「継続は力なり」と申しますように、手軽に続けられることが最も重要と考えて「脳力アップ36ます計算」として最初のソフトが誕生しました。
開発中に苦労した点(考えたポイント)
【1】マスの移動について、いろいろと考えました
答えを入力して【Enter】キーを押すと次のマスに自動で移動する、というオーソドックスな方法がいいかと思っておりました。ですが、ノートパソコンのようなテンキーのないキーボードの場合、あまり有効ではありません。テンキーレスのキーボードを使う方も増えていると思いますし、実際に右手だけで電卓を入力するように、ただ打ち続けるのはどうかと思っておりました。また、実際にテンキーがない場合は、指の移動する距離が大きく、時間がかかります。そこで【Tab】キーを使うことにしました。
これにはユーザの方から疑問の声があったのも事実です。単純に「【Enter】キーでマスを移動できるようになりませんか?」とご意見をいただくこともありました。しかし、キーボードで両手を使うということと、【Tab】キーの使い方を理解するいいチャンスになると思いました。さらにテンキーがない場合、右手だけの入力ですと移動距離が大きくなりますが、左手で【Tab】キーを使ってマスの移動をすることで作業を分担できますし、慣れればより早く入力できます。よって、【Tab】キーでマスを移動する方式にいたしました。
【2】「間違えた場合の正解を子どもに教えたい」とご意見をいただきました
解答を間違うのはケアレスミスだけと思っておりました。ですが、小学校低学年の場合は間違えて覚えているケースもありますので、正解を示す必要がありました。そのため、テストモードと練習モードを分けることにしました。練習モードでは答え合わせのときに間違えた場合、「×」マークを出さずにそのままの状態を維持し、そのマスにマウスポイントを合わせると正解が表示されるようにしました。
ユーザにお勧めする使い方
36マスしかありませんので、小学校低学年のお子さんでも慣れれば2〜3分で終わると思います。大人の方なら1分弱で終わるはずです。ぜひ、パソコンのスタートアップに登録して、パソコンでの作業をはじめるウォーミングアップとして使ってみてください。また、頭脳労働の直前にこのソフトを使われると、気がついたときに脳力がアップしていることと思います。
今後のバージョンアップ予定
今後は、いつになるかわかりませんが、ランキングシステムをセットして、子どもから大人まで、年齢によるクラス制限なしでタイム競争ができるようにしたいと思っております。
サポートサイトについて
おー! チャイルドどっと混むのソフトで、インストールや使い方でお困りの方がご利用いただけるように、サポート専用サイトをご用意しました。いままでは「ご自身で努力してください」という考えでしたが、お子さまが直接使うケースも増えてきていることと思います。そのため、サポートにも力を入れるべきと考え、Webサイト上でサポートを運営しております。無料サポートですので、ぜひご利用ください。
(おー!チャイルドどっと混む)