Webページのサムネイル画像が入ったHTMLリンク集を作成できるソフト。「ANGITIA」は、リンク集用のHTMLファイルを自動作成してくれるソフト。リスト形式のメイン画面にサイトのURLやタイトル、コメントなどを入力し、「HTML出力」を実行するだけで、ページのプレビュー画像が入ったリンク集ができあがる。
リストに用意された項目は「URL」「Webページ名」「コメント」「ジャンル」「その他」「出力設定」。「URL」には、リンクしたいページのURL(http://〜ではじまるもの)を入力する。「Webページ名」には、サイトのタイトルを登録しておく。オプションで、Webページの<title>タグから自動取得することも可能。「コメント」は、各リンクの説明文を書き込むためのスペースで、生成されるリンク集にも出力される。
「ジャンル」は、サイトをカテゴリー分類するためのもの。ジャンル名は、リンク集上でサイト名の脇に表示され、サイトを見分けるときに役立つ。ジャンルごとにページを分け、同じジャンルのサイトだけを集めたリンク集を出力することも可能。「出力設定」は、そのサイトを実際にリンク集に出力するかどうかを指定する項目。出力の可否を簡単に切り替えられる。「その他」は、リンク集には出力されない。メモとして使えばよい。
リストへのサイトの追加は、1サイトずつ手動で行えるほか、Internet Explorerの「お気に入り」からインポートすることも可能。作成したリストを「プロジェクト」として保存し、あとから読み込んだり、編集したりすることもできる。サイトの順番を入れ替えることも、ボタンひとつで簡単に行える。
出力されるページのデザインはユーザがカスタマイズできる。テンプレート、ページあたりのリンク個数、プレビュー画像サイズ設定などを組み合わせて指定する。テンプレートは、画像とテキストの配置や背景色などのレイアウトパターンで、あらかじめ9種類が用意されている。ユーザが独自のテンプレートを作ることも可能。プレビュー画像サイズは、画像のピクセル数を直接指定する。縦横比を維持するためのオプションもある。画像形式はBMP/JPEG/GIF/PNGから選択できる。以前作成したプレビュー画像とHTMLファイルを削除し、あらためて一からHTMLを出力したり、以前のプレビュー画像は維持してHTMLファイルだけを出力したりすることも可能だ。
サイトのリニューアルでページの外見が大きく変化したような場合は、「プレビューを再作成」機能を使うことで、当該ページのプレビューだけを作り直せる。