ハードディスクの温度やS.M.A.R.T.属性を監視して、健康状態を診断する“ハードディスク診断ソフト”。「PowerX Active SMART」は、タスクトレイに常駐し、一定時間ごとにハードディスクを監視するソフト。ハードディスクの温度やS.M.A.R.T.属性を自動でチェックする。問題が検出されたときにポップアップやメールでユーザに異常を通知してくれる。診断結果からハードディスクの故障日を予測する機能もある。
S.M.A.R.T.(Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology)は、ハードディスクの信頼性向上のための技術。「通電時間」「スタート/ストップ カウント」「リロケーテッドセクターズ カウント」「スピンアップ タイム」「スピン リトライ カウント」「RAWリード エラー レート」「ライトエラー レート」などの属性がある。
「PowerX Active SMART」では、ハードディスクのS.M.A.R.T.属性をチェックして、ディスクに異常がないかを診断する(ただし、ディスクによってはすべての属性を保持していないことがあり、どの属性をチェック対象にできるかはディスクによって変わる)。診断は、属性ごとの閾値と属性値(現在値)との比較で行われる。属性値が閾値を下回っていた場合は、異常と診断される。
監視間隔は毎分/毎時間単位で設定できる。監視結果はタスクトレイのバルーンチップで表示される。ディスク温度が警告温度を超えたときは、ポップアップ、メール、メッセンジャーのいずれかの方法で通知される。また、個々の属性値が変化したり、一定値を下回ったりしたときなども、同様に通知される。通知項目は設定で変更できる。
メイン画面では、ハードディスクのパフォーマンスやディスクの状態・温度をひと目で確認できる。温度は、「現在温度」「平均温度」「最高温度」「警告温度」が一覧表示される。温度変化の様子をグラフで確認することも可能。診断結果から、独自のアルゴリズムによる「ハードディスクの故障日」を予測し、表示する。
「S.M.A.R.T.情報」画面では、S.M.A.R.T.属性の詳細を参照できる。問題がある属性にはアラートが表示される。個々の属性値と閾値をグラフで比較表示する機能もある。
表示された情報はすべて、自動的にログファイルに記録される。ログはCSV形式のファイルで、Excelやテキストエディタなどで内容を確認できる。