ブロック崩し風のテイストを感じさせる、ユニーク&エキサイティングなシューティングゲーム。「BIB2 -the 2nd Syndrome-」は、ブロック崩しとシューティングゲームを合わせたテイストを持つシューティングゲーム。スクロールしない固定された画面で、敵と1対1で対峙し、撃破してゆく。ゲーム開始前にカスタマイズすることで、自機の動作や攻撃方法をガラッと変化させることもできる。
カスタマイズできるのは「スタイル」「フレーム」「プラグイン」の3項目。「スタイル」は、機体の動作などに影響し、ゲーム開始時点では「ノーマルスタイル」「オールドスタイル」の2種類を使用できる。ノーマルスタイルでは、フィールド内を上下左右に移動することができ、攻撃キーの押し続けで連射もできる。オールドスタイルでは、フィールド最下部の左右一直線上しか移動することができず、オートでの連射もできない。その代わり、機体耐久力(VP)や防御力(DP)の値が大きい。
「フレーム」も、開始時に選択できるのは「ノーマルフレーム」「バスターフレーム」の2種類。ノーマルフレームは、Attack(攻撃力)、Defense(防御力)とも100の、攻守にバランスが取れたフレーム。「バスターフレーム」は、Attackが130、Defenseが70という攻撃重視型のフレームだ。スタイルと同様、使用するフレームでVP/DPの値が変化する。
「プラグイン」は、追加の特殊攻撃。V字型に広がって発射されるショット、ホーミング能力を備えた強力な光弾など、計4種類があり、ひとつを選んで使用できる。ただし、ゲーム開始時点で所持するプラグインはない。
操作は簡単。カーソルキーで自機を移動させ、【C】キーで「攻撃」、【X】キーで「防御」、【Z】キーで「プラグイン攻撃」を行える。キーボードのほか、ゲームパッドにも対応する。
「攻撃」は、メインウエポンによる攻撃のこと。エネルギー消費をともなわず、いつでも好きなだけ発射できる。プラグイン攻撃と同時に使用することも可能だ。ただし、防御と同時に使用することはできない。攻撃中に防御を行うと、攻撃が中断して防御状態になる。
「防御」を行うと自機が発光し、その間は敵の攻撃によるダメージを受けない。ただし、敵の攻撃を跳ね返すたびにDP(Data Point)を消費し、空になると防御できなくなる。防御しながらプラグイン攻撃を行うことも可能だが、プラグイン攻撃発動時にもDPが消費されるため、DPが急激に減ってしまう。DPの値は、自機の攻撃を敵やオブジェクトに当てるたびに回復する。
「プラグイン攻撃」は、DPを消費して発動する強力な特殊攻撃。画面左下の「プラグインチャージゲージ」が満タンになると発射できるようになる。ゲージは時間とともに自動回復するが、回復速度はプラグインによって異なる。プラグインには、連射できるものとできないものがある。
画面左下には、プラグインチャージゲージ、DPゲージのほかに、VP(Vital Point)ゲージがある。自機の耐久力を示すもので、敵の攻撃を受けるごとに減る。VPが0になるとゲームオーバーとなる。
画面右下の「テンションメーター」は、自機の攻撃力の変化を表す。メーターは敵に攻撃を当てるたびに増加し、高くなればなるほど敵に与えるダメージが増す。最大で、通常時の2.5倍のダメージを与えることが可能。ただし、敵に攻撃を当て続けないとあっという間に下がってしまうため、絶え間なくヒットさせることが重要。連続ヒットの回数は、コンボボーナスとして得点に反映される。
ステージ数は全部で5面。登場する5体の敵をすべて倒すとゲームクリア。クリア時に達成していた条件に応じて、追加のフレームやプラグインが新たに使用できるようになる。さらに、ある条件を満たしてゲームクリアすると、他のプレイヤーやCPUとの二人対戦が可能な「Encounter」モードをプレイできるようになる。
「Encounter」は、本編をそのまま二人対戦用に改造しただけのモードではない。機体が戦闘機のようなデザインとなり、特殊攻撃もミサイルやホーミングレーザーになるなど、完全に別物のゲームといってもよい。用意されたゲームモードは「Player1 vs COM」「Player1 vs Player2」「COM vs COM」など4種類。フィールド内を目まぐるしく飛び回る戦闘機同士のドッグファイトを楽しめる。
そのほか、隠しステージや裏技、隠し自機なども用意されている。ゲームの難易度は、オプション設定により「Easy」「Normal」から選択できる。一度「Normal」でクリアすると、以降「Hard」も選択できるようになる。