さまざまな罠が待ち受けた「神殿」を探索するRPG風のゲーム。謎めいた男女によるコメディタッチのストーリーが展開される。「The blue sky - 前編」は、一風変わった男女の冒険者を主人公にしたダンジョン探索ゲーム。主人公たちは、冒険者ギルドの依頼を受けて「守護神の神殿」に駆けつける。依頼内容は「神殿に住むモンスターを退治する」というもの。ところが、ダンジョンには数々の罠が仕掛けられている上、国王を暗殺した「終焉の魔術士」と、その魔術師を追う冒険者たちが徘徊していた。さらに、数年前に亡くなった偉大な予言者の「破壊神が目覚めるとき、世界は崩壊する」という謎が出現。モンスター退治に来たはずの二人は、なぜか世界の命運をかけた事件に巻き込まれてゆく。
ストーリーは壮大ながら、ほぼ全編がコメディタッチで進められる。主人公の冒険者二人はいずれも変わり者(どちらも名前は不明)。女冒険者は稀代のマヨネーズ好きで、崇める神は全知全能のマヨネーズ神という「マヨラー」。男の冒険者は一見、暴走気味の女性にツッコミを入れる常識人だが、実は「う○こ」の話が大好きという下ネタ好きだ。
ゲームシステムは、「アクションコマンド」を駆使してゴールを目指すステージ単位制。アクションコマンドは画面左下に表示され、主人公の状況に合わせて内容が変化する。例えば、ステージのスタート地点にある看板の前に立つと「調べる」コマンドが、人の前に立つと「話す」コマンドが表示されるといった具合。ステージによっては、スタート地点にクリスタルが設置されていることもある。クリスタルに近づくと、「全回復」「セーブ」などのコマンドを利用できるようになる。
ステージによっては「セーブ」など、一部のアクションが「封印」されていることがある。この場合は、ダンジョン内に落ちている「封解石」というアイテムを使って封印を解く必要がある。封解石は1個につき一度しか利用できない。
神殿内のステージには、さまざまなトラップが仕掛けられている。これらの罠をかいくぐることが「The blue sky - 前編 -」の醍醐味のひとつ。
- ステージ内に点在するレバーを操作して、レバーのON/OFFを特定の組み合わせに設定しないと先に進めないもの
- アクションコマンドの「ジャンプ」を駆使してゴールまでたどり着くもの
- 地面が爆発するステージを体力が0になる前に駆け抜けるもの
など、トラップはさまざま。頻繁に出てくるのが「見えない壁」の罠。名前の通り、目には見えない壁で、当たると反対の方角にはじかれることもある。はじかれた先に次の「見えない壁」がある場合は、さらに別の方向に飛ばされてしまうこともある。最初のうちは「見えない」だけだが、ステージが進むにつれて「動く見えない壁」「触れると体力が減る見えない壁」など、どんどんパワーアップしてくるるのが特徴。後半になるほどステージの難易度は高くなる。ステージのスタート地点にある看板に近づいて「ヒント」を読むことが、状況を打開する近道だ。
「The blue sky - 前編 -」では「いかに罠をかいくぐるか」がゲームの中心。しかし、ゲーム後半では敵と戦うシチュエーションも出てくる。敵とエンカウントするとアクションコマンドに「通常攻撃」などが表示される。コマンドをタイミングよく入力することで、敵を攻撃することが可能。うまく攻撃できれば、アクションコマンドが「通常攻撃」「追加攻撃」「フィニッシュ!」のように、どんどんと強力なものに変化する。
敵が攻撃してくると、アクションコマンドは「防御」「回避」などに変化する。防御コマンドはタイミングよく連打することで、防御力をアップさせることも可能となっている。
敵と一定の距離を保つことで「回復」コマンドを発動させたり、何度も攻撃することで「必殺技」が使えるようになったりということもある。常にアクションコマンドに気を配って戦闘を進めていきたい。