約60種類の多彩な機能をタスクトレイメニューから利用できるデスクトップユーティリティ。「なんでも屋さん」は、数多くの機能が1本にまとめられたデスクトップユーティリティ。電子メールソフトの起動やファイルパスの取得など、約60種類にも上る機能を利用できる。機能は10のジャンルに分類され、タスクトレイメニューから簡単にアクセスできる。
起動すると、「何」アイコンがタスクトレイに常駐する。アイコンの右クリックで表示されるタスクトレイメニューから機能を利用できる。機能は大きく「インターネット・メール」「日付と時間」「ランチャ」「ファイルの情報」「テキスト」「プログラミング」「個人情報削除」など、10のジャンルに分類されている。例えば「ランチャ」のように、さらにサブジャンルを持つ項目もある。
「インターネット・メール」では、Outlook Express/Internet Explorerの起動、「IPアドレスを取得」「簡易お気に入り」を利用できる。「IPアドレスを取得」では、パソコンに割り振られたIPアドレスとホスト名を取得し、クリップボードにコピーできる。「簡易お気に入り」では、URLを登録したり、登録したURLにすばやくアクセスしたりといったことが可能だ。
「日付と時間」には、「簡易カレンダー」「簡易アラーム」「曜日の割り出し」機能が用意されている。簡易アラームでは、指定の×分後にアラームウィンドウを表示させられる。曜日の割り出しは、指定した日が何曜日かを割り出せる機能。指定書式でクリップボードに日付・時刻をコピーする機能もある。
「ランチャ」では、タスクマネージャやコマンドプロンプトといった「システム関連」機能の起動や、マイコンピュータ/マイドキュメントといった「特殊フォルダ」へのすばやいアクセスが可能。「コントロールパネル」の各機能へのアクセスや「電卓」「メモ帳」といったWindows標準アプリケーションの起動なども行える。
「ファイルの情報」では、選択したファイルの「作成日時」「更新日時」「ファイルのパス」「フォルダのパス」という4種類の情報を表示できる。
「テキスト」では、顔文字や定型文をクリップボードにコピーできる。クリップボードの文字数カウント、簡易メモ、入力した文字を拡大表示する「文字拡大鏡」などの機能もある。「顔文字」と「定型文」は、iniファイルをエディタで編集することで、好みの内容に変更できる。
「プログラミング」では、指定文字のUnicodeやASCIIコードの取得、色選択ダイアログで選択した色の「16進カラーコード」を取得できる。
「個人情報削除」では、「最近使ったファイル」「クッキー」「履歴」「インターネットキャッシュ」「ごみ箱」に保存されている情報を削除できる。
そのほかにも「プラグイン」「Windowsの終了」といったジャンルがある。
動作モードとして「横着モード」が用意され、好みで設定できる。「横着モード」をONにすると、タスクトレイアイコンを右クリックしなくてもメニューを表示できるようになる。横着モードには「キーボードで横着」「マウスで横着」の2種類がある。「キーボードで横着」では、【Ctrl】/【Alt】/【Shift】いずれかのキーを長押ししたり、組み合わせることでメニューを開ける。長押しを検知する時間は100〜10,000ミリ秒の範囲で指定する。「マウスで横着」は、デスクトップの四隅にカーソルを移動すると、メニューが表示されるというもの。四隅のどこで表示させるかを設定で変えることもできる。
タスクトレイアイコンにマウスをポイントすると、ミニ情報が表示される。表示される情報は「メモリ使用率」「CPU使用率」「日付と時間」「寒いダジャレ」から選択できる。