ファイル/フォルダのさまざま情報を一括管理できる“定番”ファイルマネージャの新バージョン。「File Buddy 9」は、ファイルの種類や作成日、属性をはじめ、詳細な情報の確認・編集を行える高機能ファイル管理ソフト。ファイル情報の閲覧・編集・管理・検索や、不要・重複ファイルの除去など、幅広いファイル管理を行える。Mac OS X標準のFinderでは行えない不可視ファイルの表示や、タイプ/クリエータの変更などを行うことも可能だ。
搭載された機能は多彩。デスクトップメニューやFinderのコンテキストメニューから呼び出して利用できる。ファイルのさまざまな情報を参照できるのが「情報を見る」機能。種類や作成日、ユーザ情報(オーナー/グループ)、アクセス情報(所有権/アクセス権)をはじめ、「ロック」「不可視」「拡張子を隠す」といった詳細なファイル属性を一画面上で確認できる。個々のファイルを簡易表示する「ビューア」を備え、テキストや画像ファイルの内容を閲覧することも可能。ムービーやサウンドファイルも再生できる。
「編集」機能では、ファイル名、日付、ファイルのタイプやクリエータを変更することが可能。ファイル名は、複数ファイルを一括して連番入りに変更できる。連番の前後に任意文字列を追加することも可能。カスタムアイコンの編集・削除機能もある。
不要なファイルやデータを除去してディスクを整理できる「お掃除」機能も用意されている。ボリュームまたはフォルダ単位で「空のファイル/フォルダ」「重複しているファイル」「リンクが壊れたエイリアス」「使用していないシステム環境設定」などを検索し、一括削除できる。複数条件を組み合わせて連続的に処理することも可能だ。ファイルのデータフォーク/リソースフォーク、「.DS_Store」などの不可視ファイル、使用されていない言語リソースの削除も行える。
「検索」機能は、複数条件を設定できる高度なもの。「名前」「拡張子」「種類」といった基本的なファイル情報や属性を指定して検索できるほか、「一定期間内でアクセスした日付」「ファイルサイズ(バイト数の範囲指定)」「コメント」などで検索することも可能。一度実行した検索条件は、最大30件まで保存しておける。
ドラッグ&ドロップで特定処理を自動的に行える「ドロップレット」の作成機能も備えている。ファイル名や日付、タイプ/クリエータの変更など、頻繁に使うファイル操作を自動化できる。
「スナップショット」(ファイルカタログ)の作成機能もある。スナップショットを利用すれば、フォルダ/ボリューム同士の目録を比較して、新たに追加・変更があったファイル/フォルダを一括検索できる。例えば、「バックアップを作成したフォルダの同一性を判定する」「ソフトをインストールする際に、作業前と作業後のフォルダ内容を比較する」といったことが可能だ。