不要なレジストリの削除とレジストリの最適化、二つの機能を備えたレジストリ環境改善ユーティリティ。自身がレジストリに対して加えた変更を元に戻すこともできる。「ファイナルProfessional レジストリクリーナー2006」は、アプリケーションの設定などが記録されたレジストリから、無効なデータやすでに使われていないデータを削除するソフト。不要なレジストリデータを削除することで、パソコンの安定化・高速化を図る。
搭載された機能は大きく分けて、
「レジストリクリーナー」は、膨大なレジストリデータから、もはや使われていないと思われているものを検索し、報告・削除する機能。検索対象となるレジストリ項目は「ActiveX、OLE、COMのセクション」「無効なファイルの関連付け」「ユーザのソフトウェア設定」「システムのソフトウェア設定」などに13分類され、項目ごとに対象とするか否かを設定できる。検索結果は「発見された問題点」として一覧表示される。一覧では、無効なレジストリエントリ、および無効と判断された理由などを確認することが可能。問題点とされた各エントリにはチェックボックスが付けられ、選択して「問題点を削除」を実行すれば、無効なレジストリデータが削除される。
「レジストリ最適化」は、断片化されたレジストリの再配置を行い、断片化のない状態にする機能。Windowsでアプリケーションの追加や削除を繰り返すと、次第にレジストリ同士の間に使われない隙間が生じる。レジストリの断片化はパソコンの動作速度を低下させ、ディスク領域も無駄になる。「レジストリ最適化」では、断片化を解消することでレジストリ全体のサイズを縮小し、ディスク容量、メモリ容量の節約を行うとともに、パソコンの動作速度の改善を図る。
レジストリの変更前には、レジストリのバックアップが行われる。万が一、レジストリの削除によってWindowsやアプリケーションの動作に不都合が生じても、バックアップデータを復元することで、すぐに元の状態に戻せる。バックアップはレジストリの削除ごとに行われる。削除を複数回行っても、変更を遡ってレジストリを復元することが可能だ。
メイン画面では、タブにより「レジストリクリーナー」と「レジストリ最適化」を簡単に切り替えられる。それぞれの機能は簡単に実行することが可能で、初心者でも簡単に使用できる。