パソコン内やLAN上のファイルを高速に検索できるソフト。PDF文書ファイルやアーカイブファイル内の検索にも対応する。「Turbo Searcher Network Edition」は、ファイル/フォルダを高速検索できるソフト。検索結果の保存や統計情報の表示、ファイルのコピー/削除、ファイル名やフルパスのコピーなどの機能を備える。「Turbo Searcher (Standard Edition)」の上位版にあたり、Standard Editionの持つ全機能を利用できるのに加え、LAN内のファイル検索を行うことが可能。リモートコンピュータ名やIPアドレスの範囲を指定して検索を行える。
検索方法は大きく分けて2種類。ひとつはツールバーのボタンを使うもの。画像や音楽、動画など、ファイルの種類に応じたボタンが用意され、ボタンクリックだけで該当するタイプのファイルを検索してくれる。もうひとつは、ファイル名や対象フォルダなどを細かく指定する方法。検索条件として「全般」「含まれる単語/句」「日付」「サイズ」「重複」「ネットワーク」の各項目を指定できる。複数の検索条件を組み合わせて、高度な検索を行うことが可能だ。
「全般」では、ファイル名や検索対象となるフォルダを指定できる。対象フォルダの複数指定や、ワイルドカードを使った指定も可能。検索したいファイルタイプをフィルタとして登録することもできる。アーカイブファイルの内容を検索するオプションもある。ZIP/RAR/CAB/JAR/ARJ/GIP/BZIP2/TAR/CPIO/RPM/7Z/DEBに対応する。
「含まれる単語/句」では、ファイル内の文字列またはHEXコードを指定して検索を行える。大文字/小文字の区別や一部/完全一致の区別が可能。AND/OR/XOR/NOTを使った検索や文字コード(ASCII/Unicode)を指定した検索も行える。
「日付」では、×日以前または日付の範囲を指定して検索できる。日付範囲を指定する場合は、更新日と作成日のいずれかを選べる。
「サイズ」では、ファイル容量の上限と下限をそれぞれ任意に指定できる。
「重複」では、同じファイルがないかどうかをチェックできる。比較レベルは、レベル1(ファイル名の比較)〜レベル6(バイナリ比較)の6段階から選べる。重複するファイルをまとめて選択することも可能で、不要ファイルを簡単に削除できる。特定フォルダ内の重複ファイルだけを選択したり、フィルタ指定を使って特定の拡張子を持つファイルから重複を探したりといったことも可能だ。
「ネットワーク」では、LAN上の検索に関する指定を行える。コンピュータ名による指定のほか、IPアドレスの単一指定/範囲指定が可能。LAN上のコンピュータにログオンするためのID/パスワードを登録しておくこともできる。
検索結果には「ファイル名」「フォルダ」「サイズ」「ファイル種類」「更新日」の5項目が表示される。各項目で表示順をソートできる。ファイル名の変更、削除(ゴミ箱への移動/完全削除の両方に対応)、インデックスの再構築などの機能もある。印刷機能を利用して、リストをプリントアウトすることも可能だ。
オプションでは、インデックスファイルの作成対象となるフォルダや、インデックス更新スケジュールを設定できる。キャッシュの保存先指定、検索から除外するファイルやパスの指定なども可能だ。