ハードディスク内のデータを保持したまま、パーティション操作を行えるソフト。ウィザードベースで、簡単・安全にパーティション操作を行える。「LB パーティションコマンダー」は、パーティションの作成や削除、サイズ変更といったパーティション操作を行うためのソフト。新バージョン「10」では、Windows上のGUIが一新されたほか、パーティションの結合やハードディスクのコピー、デフラグなどの機能が追加された。さらに処理の高速化も図られた(処理時間が前バージョンと比較して1/3以下に短縮されたという)。利用できるドライブは、従来から対応済みのEIDE/IDE、SCSI、Serial ATAに、新たにUSB、IEEE 1394が追加された。FAT16/32、NTFS、Linux Ext2、Ext3、ReiserFSの各ファイルシステムに対応する。
メイン画面は、Windows XPライクなタスクバーと、ディスク情報が表示されるエクスプローラフレーム、パーティションのサイズや位置が表示されるディスクマップからなる。エクスプローラフレームは、「ディスクビュー」「ボリュームエクスプローラ」「ヘルプ」の3画面のタブ切り替え式。「ディスクビュー」には、選択したドライブ/パーティションに関する情報が表示される。「ボリュームエクスプローラ」では、ディスク内のファイルをツリー表示で参照できる。
「LB パーティションコマンダー10」で行える基本的なパーティション操作は、
- 新しいパーティションの作成
- パーティション/ハードディスクのコピー
- 空き領域の移動
- 二つパーティションを一つに結合
- パーティションの移動とサイズ変更
- パーティションのフォーマット
- パーティションの削除と削除パーティションの復元
など。操作は、ウィザードに従うだけで簡単に実行できる。さらに高度な操作として、NTFS/FATなどのファイルシステムの変換、ドライブレターの変更、クラスタサイズの変更、論理パーティション/基本パーティションの変換などが可能。ハードディスク管理に関する機能では、マスターブートレコードの更新や基本スロットの変更などが用意されている。「LB パーティションコマンダー10」をハードディスクにインストールせず、CDから直接起動してパーティション操作を行うことも可能。なんらかの理由でパソコンが起動しなくなったときも、CDからマスターブートレコードの修復などを行い、問題を解決できる。