フィッシング詐欺、ワンクリック詐欺から守ってくれるオンライン詐欺対策ソフト。接続先サイトの登録者情報の確認なども可能。「Internet SagiWall」は、接続するサイトがフィッシング/ワンクリック詐欺サイトでないかをチェックするソフト。ツールバーとマスコットでサイトの安全性を知らせてくれる。詐欺サイトに接続すると、サイトの画面がブロックされて表示されなくなり、個人情報の入力などができなくなる。
接続先サイトの安全性は、
- 安全な認証済みサイト(PhishWallサーバ導入サイト)
- 認証はされていないが安全なサイト(一般的なサイト)
- 危険なサイト(詐欺サイト)
の3段階で判定される。「認証済みサイト」は、セキュアブレイン社のPhishWallサーバを導入し、Webサーバが本物であることを証明できているサイト。「危険なサイト」は「Internet SagiWall」の検知エンジンで詐欺サイトと判定されたもの(検知エンジンは、既存詐欺サイトの分析をもとに、未知の詐欺サイトも高い精度で判定できるという)。判定の結果は、Internet Explorerに組み込まれる「Internet SagiWall」ツールバーとマスコットでユーザに通知される。Webページを開くと、ツールバーの「INFO」アイコンが認証サイトでは「OK」、詐欺サイトでは「STOP」に変わる。Webサーバが設置された国の国旗と国名、Webページの正しい(偽装前の)URLが表示され、URL偽装の有無も判断できる。
さらに、接続先サイトに関する詳細な情報を参照することも可能。運営年数やサイトの登録者名、連絡先、ページがリンクしている関連サイトといった情報から、サイトの信頼性を確認できる。
万が一、詐欺サイトに接続してしまった場合は、ツールバーなどによる通知に加え、詐欺サイトのページがブロックされ、ブラウザの表示画面全体が警告画面に変わる。フィッシング詐欺の個人情報入力画面、ワンクリック詐欺の請求画面などがユーザの目に触れることがなくなり、詐欺の被害から逃れられる。
そのほか、ブラウザウィンドウに偽のポップアップウィンドウが表示された場合に強制的にツールバーを表示させる機能、IEのスキンを変更する機能などもある。