テキストや画像でメモを記録し、フォルダ単位で整理したり、検索や印刷を行ったりできるメモ帳ソフト。複数ユーザで利用できる。「Liveoメモ帳」は、データの整理や検索に優れたメモ帳ソフト。テキストだけでなく、画像ファイルをメモとして登録したり、スキャナなどのTWAIN対応機器から直接画像を取り込んでメモ化したりできる。メイン画面はメールソフト風の3ペイン構成。大きく「フォルダ部」「メモ一覧部」「メモ内容部」に分かれる。ユーザは「フォルダ部」でメモを分類し、選択したフォルダ内の「メモ一覧部」から編集・閲覧したいものを選ぶ。
「フォルダ部」は、エクスプローラ風のツリー表示。フォルダを階層的に管理できる。フォルダごとに×印やフラグ(旗)アイコンなどを付けて、わかりやすく表示させることが可能。フォルダツリー自体も「バンク」というグループに分類でき、バンク1〜バンク10までの10個のフォルダツリーを使い分けられる。
「メモ一覧部」での表示項目は、メモのタイトルと作成日時の二つ。それぞれ昇順/降順でリストを並べ替えられる。メモにはテキストを入力できるほか、、ユーザが任意のキーワードを登録したり、WebページのURLや他のメモ、ファイルなどをリンク先に指定したりといったことが可能。メモのテキストは、フォントや文字サイズ、文字色を変更できるのに加え、太字や斜体、下線などの装飾を付けたり、右揃えや中央揃えなどの位置指定を行ったりもできる。
メモの作成では、手動でテキストを入力する以外にも、
- クリップボード内のテキストや既存のファイル(テキストまたはリッチテキスト)から新たなメモを作る
- 既存の画像ファイルやTWAIN対応機器から取り込んだ画像データをもとに、画像メモを作る
といったことが可能。画像メモには、キーワードとは別にコメントを入力できる。さらに表示倍率を変更できるほか、回転、切り抜き、明るさ/コントラストの変更、ぼかし/シャープなどの処理も行える。そのほかにも、
- 選択中のメモの内容を対象にした文字列検索と、フォルダ内のメモを対象に本文やタイトル、キーワードを検索できる「メモ検索」の2種類の検索機能
- メモの内容をテキストやリッチテキスト、画像などへ出力できるエクスポート機能
- 選択したバンクを対象にメモをバックアップする機能
- メモの一覧または内容のいずれかを選べる印刷機能
- 日数計算用の電卓機能
など、多彩な機能を備えている。