パソコン内に散在するデータファイルを自動収集し、USBメモリなどにコピーできる“データ自動検索・コピーソフト”。「ファイナル画像・音楽・動画 Copy2Go 2006 PRO」は、パソコンのハードディスク内にある画像、写真、動画、音楽などのデータファイルを自動的に検索し、まとめてUSBメモリなどの外部メディアにコピーできるファイル管理ソフト。外部メモリから、ハードディスクにファイルを書き戻すこともできる。
インストール後、まず最初に内部ドライブと外部メモリの登録を行う。これは、パソコンで使える複数ドライブのうち、「どのドライブがローカルディスクで、どのドライブが取り外し可能な持ち出し用であるのか」を指定するもの。USBメモリなど、持ち運び用メモリで使われるドライブレターを指定すれば、以降は、そのドライブが持ち出し用の「2goドライブ」、それ以外のドライブが「マイコンピュータ」として登録される。
使い方は簡単だ。(1)データを持ち出すのか書き戻すのかを設定し、(2)対象を選択する。データのコピー方向の設定は、画面上部に表示された「マイコンピュータ」または「2goドライブ」のアイコンを選択すればよい。選択した方がコピー元(操作対象)として指定される。
操作対象が指定されると、ドライブに含まれるファイルが検索される。検索は極めて高速に行われ、ユーザはほとんど意識することなく操作を続行できる。検索結果はキャッシュとして記憶される。
次は、検索されたファイルから実際にコピーするものを選択する。コピー対象となるファイルは「画像」「音楽」「動画」「文書」の各カテゴリーに分類され、画面上のアイコンクリックで簡単に切り替えられる。カテゴリーの選択後、表示されたフォルダ/ファイル一覧の内容を確認し、コピーしたいファイルを選択状態にする。選択したフォルダに含まれるファイルは、ファイル名はもちろん、アイコンやサムイルで確認できる。最後に「コピー」を実行すれば、選択されたファイルすべてが一気にコピーされる仕組み。
コピー対象のファイルが固定されている場合は、それらを「グループ」として事前登録しておくことも可能。例えば、「仕事に使うファイル群すべてをグループ登録し、それらを一気に他のディスクにバックアップする」といった簡易バックアップソフトのような使い方ができる。
個人情報を含むファイルや画像など、他人に見られたくないデータの場合は、内容を非表示にするようにもできる。コピー時には、ファイルの一括リネームなどを行うことも可能だ。
「画像」「音楽」「動画」「文書」の各カテゴリーには、あらかじめ代表的な拡張子が登録されているが、必要に応じてユーザがカスタマイズすることも可能。特殊なアプリケーションで作成されたファイルなども持ち出し/書き戻し対象にできる。