ウイルス対策ソフト「ウイルスブロック 2007」とスパイウェア対策ソフト「スパイゼロ 2007」の機能が統合された総合セキュリティソフト。「V3 ウイルスブロック インターネットセキュリティ 2007 プラチナ」は、ウイルス/スパイウェア対策、フィッシング詐欺対策、迷惑メール防御、ファイアウォールなどの機能を持つ総合セキュリティソフト。常にウイルスの侵入を監視する「リアルタイムスキャン」では、他の同種ソフトに比べてメモリ消費量や動作負荷が少なく、フォアグラウンドアプリケーションの動作に与える影響が少ない。メモリやCPUパワーに余裕のないノートパソコンでも快適に利用できる。Windows 98/MeからXP(Home/Professional)に加え、Windows XP Pro x64 Editionにも対応する。
ウイルススキャンでは、感染の特徴が現れやすいシステムファイルなどを優先して検査する独自の「特定位置判別法」を採用。フルスキャンを行ってもスピーディかつ的確にウイルスを検出できる。
ウイルスが存在する環境にインストールされることを防ぐため、ソフトのセットアップ前にシステムをチェックするインストール前ウイルススキャン機能も備える。リアルタイムスキャンはウイルスだけではなく、スパイウェアの侵入に対しても有効。さらに、P2Pソフトとして問題を起こすことが多いWinnyやShareでは、Winny/Share経由で感染するウイルスはもちろん、P2Pソフトそのものの検出・削除にも対応する。
リアルタイムスキャンのほか、任意時点で実行できる手動スキャン、タイマにより指定日時に実行されるスケジュールスキャンも可能だ。スキャン速度を設定する機能も用意されている。マシンがウイルスに感染していなくても、世間で爆発的に増加しつつあるウイルスが存在する場合、これをメッセージでユーザに通知する「アウトブレイク警告」機能もある。
メールブロック機能では、電子メールを経由して感染するウイルスのほか、迷惑メールも自動検出・ブロックする。フィッシング対策では、フィッシングサイトをフィルタリングできるのはもちろん、フィッシングサイトへ誘導することが目的の「フィッシングメール」の検出・ブロックも行える。そのほか、クレジットカード番号やパスワードなどを含む個人情報ファイルを、独自のアルゴリズムで暗号化・保存する機能もある。
万が一感染してしまった場合、ファイル削除を行うのはもちろん、レジストリやシステムを復元することもできる。駆除前のファイルなどを自動的にバックアップする機能などもある。